浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-05-25 00:39:41 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    恩師のご著書「思いの中に生きる」より


              喜びの体験記

          「反省」がもたらした今の幸せ   H.M.

先の続き・・・

そんなある日、妻はどこそこの神様がよいと聞けば私を連れて行き、
又こちらの拝み屋が良いと聞けば私を引っ張って行きました。
その時、私はただついて行くだけで、いくらお参りしても拝んでも私の
身体は治るとは思っておりませんでした。
それでも妻は私のために一生懸命になってくれていましたので、
妻の言うがままに仕方なくついて行ったようでな次第でした。

このような生活を何年か送っていましたが、泉大津のMさんのご縁でKさんを
紹介していただき、昭和五十六年十二月九日だったと思います。
Kさんから「磯上に長尾先生とおっしゃる立派な先生がおられますが、お宅の
主人を連れて行かれたらどうですか」と、お話がありました。
妻は私に「一度行ってみようか」と言って、
翌朝さっそく先生のお宅に寄せていただき、治療を受けました。

一週間後、妻はまた治療に行こうと言うので、「俺の身体は何回治療しも
治ることはない。それよりか、うまい物でも食べた方が余程ましや」と言って、
ほとほと妻を困らせました。
それから何カ月かして、
長尾先生の正法のお話をKさんのお宅で聞かせていただきました。
だけど、ただ漠然と聞いていたので、話が身に入りませんでした。
二回目のお話を聞かせていただいた時、その法話の中で、「思い方・見方を
変えることによって、人は皆救われのですよ」と教えていただきました。

また、「花はなぜ美しいか。
それは、花は自分の美しさを他に自慢したり誇ったしないで、
どんな厳しい環境の中でも、ただ一生懸命咲いている。
人が見ていようが、見ていまいが関係なくただ一生懸命に咲いている。
だから花は美しい」と言われ、そして「結構の源やん」の話をされました。
源やんという人は、どんなことが起きても「結構結構」と言って、
いつも感謝の心で過ごされたと話されました。
この話を聞いて、
私は「ああそうか、思い・行いを正していかなければいけないのだな」と思いました。
また、「原因があるから結果がある。原因なくして結果はないのです。
間違った思い・行いをしていると、周囲にも身体にも不調和が起きてくるのです」と
聞かされて、頭を何かでガ―ンと殴られたような感じを受けました。


               ~ 感謝・合掌 ~





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