浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-04-29 23:45:13 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     恩師のご著書「思いの中に生きる」より


      神の御心の中で

先の続き・・・

太陽は自らを燃え上がらせ、自らを燃焼し、自らを犠牲にし、
そしてその結果として現れた熱と光、この熱と光こそが慈悲と愛である。
この熱と光を他に与え給う。
自分が自分のこの肉体を燃焼させ、そしてこの肉体を燃え上がらせて、
命を燃え上がらせ、自分を犠牲にして、その結果として現れる
慈悲と愛を他に与えることです。
これが神様の心を自分がこの地上に示す現わすことです。
太陽の熱・光は万生万物一切のものに差別をなさいません。
人間の尊い・卑しい、病気・健康、金持、貧乏人、一切関係ありません。
人間だけではありません。

動物にも植物にも、生きとし生けるもの、
ありとしあらゆるものすべてに一切の差別をなさいません。
じゃあ、私たちも、それが神の御心であるならば、
せめてその真似でもさせてもらわなくてはいけません。
そして罰をおあてになりません。
先程も言いました太陽の熱・光。
太陽は、私たちがどれほどの罪を犯しても、どれほどの過ちを犯しても、
あり余る太陽の熱と光、慈悲と愛を与え給い、
なお燦々と許しの光を与え給います。
これが神の御心であれば私たちもすべての方を許さなければいけません。
しかし、口で言うのはやさしいです。

憎い人を許すということは大変な大事業です。
都合の悪い人を許すとき、憎しみの大きい人を許すときほど、
これは難しくなりますね。
大事業です。
しかし、許させていただいたときに、
自分自身がその人に対する怒りとか憎しみとか恨みとかそしりとか、
そのような自分の苦しみから自ら許されるのです。
心から許させてもらったとき、自らが許されます。
神は絶対なる許しということを知ったときに、
私たちはもうできるだけ許させていただくように努力をしていかなくては
ならないと思います。
そのとき、私たち自分自身がその苦しみから許されることを知って下さい。
難しいことです。
そして憎しみ許さない度合いの大きい人を許させてもらうほど、
自分の心の喜びが大きくなります。
安らぎが大きくなります。


            ~ 感謝・合掌 ~


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