笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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エレキコミック第21回発表会「有様」

2012年07月16日 | ライブ


ライブに行ってきました。
絶対に面白い。
って知っていながら
ちょっとだけ半信半疑になるのは
前回の面白さをさっぱりおぼえていないから。
結果、面白いので
半信半疑をザザッと一掃して
終わる。
すごいライブでした。
感想を書きます。

なんで書くのかというと、
思い出に。
見に行った人は意見が違ってたりしたら相容れないし
見てない人にとっては何のこっちゃ分からないし
これからDVDで見る予定の人はネタばれになったりで
結局
こういうライブレポは
「なんで書いてんだろ」
とよく思うので、
一応、自分に言い訳しました。

ということで
ネタばれ感想。




・アリ様
オープニングコント。
アリの格好したやついさんが
突然登場。
一気にアホらしさが全開で
ライブを見ている自分
という客観性からくる自意識や緊張が
ぶっ飛ぶ。
自分の設定を語るところから始まる。
そこで
客入れも兼ねている(のか?)ところが
21回もライブやっている芸人の余裕が出ていた。
野球アリで昆虫甲子園に出るのだ。


~オープニング映像~
曽我部恵一さんのオープニング曲とともに
今回もハイセンス。
アリ・モチーフで。
「エレキコミックが8本のコントをします」
と字で出たのも
新鮮。

・願い
廃園寸前の動物園のバカ園長の前に
神様が現れて助けてくれようとするが、
園長がホントにバカで
どうにもならない。
という筋なんだけど、
設定だけ聞くとありきたり?
筋書き重視で進みそうな感じがしますが、
面白さは
ほぼ会話部分にある。
テンポとアホらしさの回転数があがっていく。
エレキコミックすごいなー。
って思えるコントだった。

~マリオの9面に行けるか検証~
最初の幕間映像は、
裏技でファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」
で9面に行こうとするやつ。
今立さんちでエレキコミック二人が
きゃっきゃと楽しい。

・やっつんドラッグ
やっつんクリーニングのドラッグ版。
エレキコミックらしさ。
看板コント。
とは、こういうものなのかもしれない。
でもドラッグだけに
クリーニングと比べて
違法感出してくる。
たぶんショーレースには出せない。

~グッズCM映像~
毎度のことながら
時間のない中
CMのパロディを
しっかりつくるエレキの映像。
CMを見ないわたしは
ひとつふたつ知らないものがありましたが
なにしろ
エレキのなりきり違和感で
笑います。

・ロウリュ
サウナで
水蒸気を起こして
それをタオルで風を起こして
お客さんに浴びせる
のが
ロウリュ。
エレ片のポッドキャストで
かなり昔にやついさんが話していたことが
元ネタと思う。
アメトーークのサウナ芸人でもやっていたね。
それが
ひどいことになっている。
くだらなすぎて
すっごく楽しかった。

~エレキコミックマネージャー上田さんのラップ映像~
カラオケでKREVAの曲だったら
日本で1位を取れる
と豪語。
ラジオでUEVAと命名された上田さん。
どうやら事前に
カラオケのランキングシステムで
参加人数の少ない曲を選んできたとのナレーション。
KREVAさんの「ため息はCO2」は
全国で9人しか…。
あまりの歌いように
やついさん泣く。
ラジオでは「死ぬかと思った」と言っていた瞬間の映像でした。
そして
歌の最後には
上田さん泣いている。
なんで?
そして
結果は
9位。
どうしよう。
こんなに笑っちゃったら…。
と思ったら、次のネタは。

・ヤリー
歌ネタきた。
そして、上田さんのラップのあとで大丈夫?
と思いましたら、
わたし、このネタがこのライブの1番になりました。
歌ネタはエレ片でも好きですが、
今回もすばらしかったです。
ヤリーパコパコさんのライブ。
大きなリボンをあしらった衣装ですが、
いつものキーボードと
今回はエレキギターも。
MCはアフィリエイトのことしか言わない。
そしてステラマーケティングについて
恐ろしい形相で暴言を吐く。など。
ただ最後の歌が
とてもとても思春期の女の子は歌えない
突き抜けた下ネタで
涙を流して
大笑いしてしまった。
UEVAのラップでも笑いすぎて泣いたけど。
ここでも。
今から思えば幸せの分泌液が脳みそから放出中でした。

~タロット占い フォーチュンやつい~
タロットをめくる映像に
エレキのふたりがアテレコしているのだけど
即興コントのような楽しさ。
そんでもって上手いねえ。

・スイカ割り
やっつんだっつんのスイカ割り。
夏だね。
というか、
あのふたりはどうしていつも仲良くしてるんだろう。
結局殴り合って
ひとりがひどい目に合うのに。

~サンリオ・ピューロランドに「てんけてんけ」を伝授・前編~
やついさん考案の
「てんけてんけ」という踊りを
ランドにいるキャラクターおよそ80体に
教えてまわる。
何体に伝授できるか?
という
どうしてそういうことになったの?
と、ポカンなロケ。
でもすっごく面白かった。
てんけてんけをやると
キャラクターたちが
ちょっとやってくれる様とかのいちいちが。

・全開俳優
全力?
全開?
検索で見つからなかった。
前々回の単独で
全力俳優として
「猿かに合戦」について
独自の解釈を交えて
役になりきっていたベテラン俳優やついさん。
今度は
児童劇「浦島太郎」の亀をいじめる・こどもA役。
やっぱり、やついさんはすごい。
こういうこともできちゃうんだよ。
って、このコントを見ると思う。
こどもAだけではなく、
すべてに状況と登場人物を短時間に
たったひとりで
演じきるんですが
こんな落語みたいなこと
簡単にやってのけます?
と、世に問いたいよ。
たぶん返りはないだろうけど。

~サンリオ・ピューロランドに「てんけてんけ」を伝授・後編~
なぜかちょっと感動があるんだ。
なぜだ。
面白くて
意味がないのに感動する。
ふたりの人柄だろうか。

・いみしん
幼馴染ヤチコの部屋に
恋の相談にくるススム。
安定のあだち充感。
相変わらずやついさんの演じる女子は
カワイイ。
正確にいうと
最初「ひいぃ」って思うんだけど
「あれ?かわいく見えて来た」と思う。
最後ススムは
ちょっと格好良くなるんだと思ったら
笑いをとりに行った。
感動。
オチも
ちゃんとバカバカしくて
良かった。


ながながと書きましたが
結局ひとことでいうと
意味がなくて
とっても面白かった。
笑うためだけに
その空間にいる
という事実に感動した。
エンドロールの歌が
少し切なく、
このライブが終わってしまうんだな
と思ったら
切なくなって泣いてしまいそうでした。

理屈がない。
ということが
エレキコミックの最も好きなところです。
理論が
前面にでていないことが格好いい。
誰でもひょいときて
ひょいと帰れる。
「長年、エレキコミックのファンやってます。
 おおお~」
っていうのが
あんまり意味をなさない。
なぜなら、最新の単独が最も面白いやつだから。
前回と比べても意味がなくて
ひとつひとつの単独ライブが「作品」とかではなく
全力の現在地だけがそこに存在している。
だから次回も笑うためだけに
見に行こうと思える。

お友達三人で見に行ったんですが、
見終わったあとの充実感にひたりつつ
おしゃべりして
至福の時間でした。
おススメして喜んでもらえて良かったわ。

エレ片のライブでもそうですが、
誘って
ちょっとずつ気に入ってもらえる人を増やしている。
草の根運動です。

勧めておいて
「面白くないとか言われたらどうしよう」
という気持ちがあったんですが
杞憂とはこのことでした。
ですから、自信のない皆様もぜひ周りに勧めてみよう。

見に行く前に
こんな記事書いておりますが、
ホント見に行ってよかった。


エレキコミック第21回単独ライブ「有様」に先駆けて

では
長くなっちゃった!

おやすみ!

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