日本を代表する三大料理といえば、すき焼きに寿司に天ぷらー
などと言われていた時代がずっとあった。
けれど寿司はどんどん高級化と大衆化に二極分化。
ピンのほうの寿司は、よその国のVIPに食わせる超高級料理になった。
その反面大衆化した寿司は寿司ロボットが握り、それらがグルグル回って客は好きなものをとる。
最後は皿の枚数で勘定するシステムになった。
すき焼きもどんどん高級化している。
どこも店構えからしてエラソーになってしまい、客室は金屏風がキラキラ光っていたりして、はっきり言って行き過ぎ。
天ぷらも同じで、本格的な店はカウンターに座って揚げたてのキスなんて洒落たものをすぐさま食わせてくれる。
さらに高級化の道をたどり、具によっては塩だけで食べてください、などと言われたりする。
ショーユ系のタレにじゃぶじゃぶ浸して食いたいのに。
現代の日本を代表する国民的三大料理は、大きく変わってきているように思う(以下あくまでも個人的な見解ですが)。
今は「ラーメン」に「カレーライス」にまあざっと見て安素材の「牛丼」ではないかと思う。
いずれもインスタントものが無限にあり、早い安い旨い(それなりに)で安サラリーマンや学生のでっかい味方だ。
ラーメン人気はとどまることを知らず、人気店となれば行列覚悟で食べることもある。
ご飯の上に何かをのせる、という食い方は日本の大衆食の基本だから、「カレーライス」や「牛丼」が安定した人気を誇るのもうなずける。
インスタントものの代表
無限にある袋ラーメン
牛丼の普及に貢献した吉野家
いずれも高級化、ブランド化しないのが喜ばしいのであります。
いや、でも近い将来これらも高級化するかも。
今のうちにしっかり味わっておきましょう。