十分間俳句

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ゴールデンウィーク空つぽなるパーキング

2024-04-29 | ジュニア俳句
ゴーデンウイーク空つぽになるパーキング

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快晴である。今日は暑くなる予報だ。
我が家のそばにあるパーキング。いつもは停めるのとが難しいほど、混んでいる。
そのパーキングに車一台もない。シェア用の車もない。
そうか、ゴールデンウイークだからか。
この時期になると必ず高速道路の渋滞がニュースになる。新幹線もかなりの混み具合だ。
それに恐れをなしてか、ぼくはゴールデンウイークに旅行に出たことがない。
しかし、思い出したことがある。ゴールデンウィークに都内を車で走り回ったことだ。実に空いていて快適だった。車の免許を取り立てで、ドライブがしたくてたまらなかった時期だ。考えると今から五十年以上昔の話になる。
最初に買った車はホンダのシビックいうコンパクトな車だった。新車の濃い緑色の車体を惚れ惚れと眺めた。ところが、運転した初日に車体に飛び出ていた釘で引っ掻き傷を作ってしまった。ショックだったはずだ。自分に腹立たしくなり、眠れなかったのではなかろうか。
当時の車には「チョーク」というエンジンの始動をよくするための装置がついていた。それを引きすぎてエンストして途方に暮れたこともあった。
この車で夏には北海道を回った。新婚だった私と妻と、もう一人高校時代から友人のM君と三人だった。これも今考えると奇妙な旅だった。どういう事情でそうなったのか、今となってはさっぱり思い出せない。
北海道の雄大な景色とサイロが印象的だった。行き先も決めず、宿も行き当たりばったりだった。旭川の近くの山の中で崖から落ちそうになって、後でゾッとした。
車の前で撮った三人の記念写真には若さが弾けていた。サロマ湖の湖畔を歩く妻の後姿が輝いて見えた。

ゴーデンウイーク空つぽになるパーキング

#写真俳句 #俳句
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