十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

友だちをテーマにした俳句

2011-05-23 | ジュニア俳句

八名川小学校の授業で、友だちをテーマにした俳句を作った。

遊び、けんか、おしゃべり、などどんな場面があったかを想起させて、その状況を十二音でつくり、それに季語を取り合わせるという方法だ。
難しいのは、季語が出たとたんに、今まで考えていたテーマも十二音はわすれて、季語にひっぱられた句になってしまうことだ。
今回は、それはそれでもいいということにした。
また、同じけんかの句でも、自分がしたことを動物がしたことにしたら、おもしろいかもしれない。そうしたらおとぎ話のようになるぞ。とそそのかした。
そうしてできた句のいくつかを紹介する。

 夏が来たあせびっしょりのおにごっこ

 かぶとむし池であそんだどろどろだ

 虹がでたびっくりぎょうてんわらったよ

 夏の空サッカーをして点きめる

 コガネムシあせだらだらの運動会

 すずめの子はんかちおとししばふでね

 風かおる池にとびこみかえるピョン

 夏が来た二人でいっしょにおにごっこ

 風かおるいっしょにけんかなかなおり

 アゲハチョウわたしといっしょにおにごっこ

 あげはちょう友だちいっぱいできたんだ

 夏の空家族ごっこでもりあがる

 あげはちょうおにごっこしていきハァーハァー

 夏の雨わたしはひとり本を読む

 夏の雨カードゲームにはまったよ

 かぶと虫四番だしゃでホームラン

 すずめの子風の中でひみつきち

 ともだちとしばふでいっしょに虹を見た

 夏の空一りん車してすっころぶ

 夏の海水でっぽうでたいけつだ

 夏がきた池であそんでびしょぬれだ

こうやってみると、けっこう良くできていると思う。それぞれの子どもの雰囲気がでている。

 


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