足立区の山本先生から実践の記録が届きました。
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「楽しいな」を使わずに俳句を作る実践
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これをどう突破するかは一つ大きな壁になっています。
山本先生の実践は、この壁に挑戦しました。
この実践は、どの学級・学校でもすぐに応用が利くすぐれものです。
ぜひ、取り組んで下さい。
山本先生ありがとうございます。
次の実践も楽しみにしています。
○○○○○+□□□□□□□+うれしいな←「初夏の風」…
連休明けに連休の出来ごと等で俳句作りを行いました。
日頃、子どもたちが作る俳句に「たのしいな」「うれしいな」など気持ちを表す言葉が入る事をどうクリア―させようかと、考えています。今回はそこを乗り越えさせるための試案・試行の実践です。次のような手順で行いました。
「楽しかった事」を五七五で書く。その際、下五は「たのしいな」「うれしいな」「おいしいな」等にする。→サッカーでシュート決まったうれしいな
下五の気持ちを表す言葉を「季節を表す言葉」に置き換える。→サッカーでシュート決まった夏の空
①と②の間で、季節を表す言葉でも「うれしい」や「たのしい」気持ちが表現できること教えました。
今回は、「夏の空」、「初夏の風」、「五月来る」の季語を紹介しました。
授業を行ってみて感じたのは、
◎出来ごとに季語を組み合わせる「取り合わせ」の感覚は、子どもには多少難しいこと。
◎しかし「取り合わせ」の感覚に、子どもたちは順応できること。
◎日頃から季語について子どもたちに紹介し、子どもたちが季語を理解し、季語の力がわかるようになると可能性が大きく広がること。
の、3つです。
子どもたちの作品から一人一句ずつ選んで全員分を以下に添付いたします。
くじびきでてっぽうあたり夏の空
いちごがり家族で食べて夏の風
ともだちとたけのこをほる五月来る
サッカーのしあいで勝った夏の空
先生はいつもやさしい夏の空
あさくさでおすしを食べて五月くる
金魚すくいたったいっぴき夏の空
父さんのいびき大きな夏の夜
休みの日いとこがくるよ初夏の風
公園におたまじゃくしだ夏の風
ボブスレーすっごく早い夏の空
おとうととボールで遊ぶ夏の空
じゃんけんぽんまけてばっかり夏の空
やぐらの上たいこいい音初夏の風
朝早くジョギングしたよ初夏の風
バーベキューいっぱい食べて五月来る
野球でね相手にかった夏の空
けん道で面をとられて夏の風
昭和の日いっぱいあそび夏の空
フットサル三位になれて五月来る
新かん線青森つうか夏の空
たてばやしつつじいっぱい夏の風
友だちといっしょにあそんで夏の空
つつじ色のアイスクリーム夏の空
小諸市のいとこと遊んで初夏の風
子どもの日タルト作って五月くる
こどもの日たくさんあそんだ夏の空