十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

研究授業がありました。それとミニトマトの俳句。

2007-06-26 | ジュニア俳句
今年度、最初の研究授業があった。四年生。単元は「白いぼうし」あまんきみこ作である。
個人読み、集団読みのさせ方等提案が満載の意欲的な授業だった。
子ども達も良く発言し、ノートにも自分の考えをよく書いた。
講師は、筑波大附属小学校の青山先生。今をときめく国語教育実践の第一人者である。電子黒板の使用にも長けている。
「ファンタジーには、入口と出口がある」
こと。主人公に同化した読み方から物語を作る視点からの読み方にどう転換させていくのかなどの指摘には、「目から鱗・・・」と言う感があった。日本教育新聞の記者さんなど外部からの参観者も二人。本校のよさは、外部の人を快く受け入れる開かれた校風をもっていることである。



夜は、江東区の小・中学校PTAの懇親会。てっきり会場はティアラ江東だと思って行ったら、工事中で閉鎖だ。会長さんに電話してイースト21だとわかった。あわててタクシーに乗り、ようやく間に合った。(こんなことばっかりやっている トホホホ )
区長さんもおいでになり、盛大な会だった。他校のPTAの方と話せるのも楽しい。



さて、俳句である。

2年生のトマトが大きくなった。それを題材にして書いた。
低学年は、「題」がある方が書きやすい子が多い。

ミニトマト大きく大きくなったんだ

ミニトマトなかよしみたいにくっついて

ミニトマトすごく小さなみが四つ

トマトくんオレンジいろにおけしょうだ

ミニトマト三きょうだいができたんだ

トマトのみ上にかんむりかぶってる

上に掲げた俳句は、「なかよし」「おけしょう」「きょうだい」「かんむり」のように言葉を言い換える工夫をしている。つまり、日本語の表現としての工夫だ。
この事は、これから子ども達に教えていくポイントの一つとなろう。しかし、観察・発見という観点からいえば、「大きく大きく」という感動、「ミニトマトすごく小さなみが四つ」のこの「小さな実が四つ」という発見、これらがもう一つの本質的な問題だ。子どもなりの小さな発見を見落とさずに評価して、励ましていきたい。どんな俳句の種をさがすのかも、十分間俳句の重要な視点なのだと考えている。






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