というわけで年一回の恒例、新文芸座のLotR三作連続上映に行ってきました。
今回はホビット公開後ということもあって、一時期は客の入りが少なくなってきてましたが、ほぼ満席みたいでした。って去年もそうだったみたいですね。(自分のブログで確認…)
今回は久々にお友達と一緒に行ったり、ツイッターで知り合った方とお会いしたりしたのですが、当日会えたら、と目印をお聞きしていた方がなんとお隣の席だったのにはびっくりしました(笑)
席に座っているところに、目印のThe Music of the Lord of the Rings Filmsを持っていらして、まさか隣の席なんてことある??? と声をおかけする前に二度見してしまいましたよ(笑)
さて、よく考えてみたらホビット映画公開後始めて観るLotRだったんですよね。もう何回観たか不明なくらい観ていますが、思いがけないくらい新しい印象があったので、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。
まず、ホビットとのつながりで言えばもちろんビルボなのですが…なんか呪いがかかったように、今回一番出番で寝てしまったのがビルボでした(涙)
指輪を手放すところとか、フロドにつらぬき丸とミスリルの鎖帷子を渡すところとか、大事なところことごとく見逃しました…
ただ、ところどころ出てくる場面で、結構マーティンビルボと話し方が似てるな、と感じるところはありました。マーティンはイアン・ホルムをそのままコピーしているわけではないけれど、やはり色々と研究はしてるんですね。
実は、私はLotRから先に入ったせいか、どうも「ホビット」のビルボとLotRのビルボのつながりがいまひとつ感じられず…ホビット三作観た後なら大分つながるかな、と期待しているのですが…
それでも、ラストの灰色港でのビルボには、今まで以上に泣けたかな…まだ完全にはマーティンビルボとイアンビルボが繋がってはいないながら。ホビット三部作観終わった後にはまたどうなるでしょうか。
次に印象的だったのは、ガンダルフがホビット庄ライフをメチャメチャエンジョイしていたことでした(笑)今まで何度も観ていたけど、ホビットで灰色のガンダルフをたくさん観た後で観ると、ガンダルフほんとに楽しそうだなあって。
ドワーフたちとも楽しそうなんですけど、なんか違うんですよね、ホビットに囲まれてるときの笑顔が(笑)フロドに再会した時も、ビルボに再会した時も、メリピピを怒ってる時すら本当に楽しそう。もう本当にどんだけホビット好きなの、という感じ(笑)
まあ、そもそもガンダルフのホビット好きのおかげでこの話(ホビットも指輪も)成り立ってるんですが…
考えてみるとLotRでの灰色のガンダルフの出番はちょっとだけなので、ホビットでまだまだ灰色のガンダルフが観られるのは嬉しいかなあ。今後AUJ冒頭とかFotR冒頭のような楽しいガンダルフが観られるかどうかはわからないけど。
そして、灰色港での別れは、やっぱり「ガンダルフとお別れなんだ」と思って悲しくなってまたちょっと泣いてしまいました…
そうそう、モリアでガンダルフがトーリンの名前を出す場面があったの忘れていて、ちょっと動揺してしまった(汗)バーリンは心の準備できてたんだけど。トーリン…この時点ではもういないんだよなあと思うと…
そして、今回何と言ってもギムリに惚れ直しました
AUJですっかり13人のドワーフたちいいなあ、なんて思って、ドワーリンいいじゃん、なんてことも思ってたんですが、やっぱりギムリは別格でした!(笑)
ホビットで他のドワーフたちを観た後に見ると、ギムリなんてかわいいんだと(笑)一見気難しそうだけど、実はすごく素直で明るくて優しくて仲間思いで。そして素のままでかわいいという(笑)
ずっと、映画のギムリは原作に比べて下品でお笑いキャラにされてしまった…という思いがあって、アラゴルンやレゴラスにも同等に扱われていない、なんて思ってましたが、ようやく原作と映画を切り離せたかなと。
なんか映画のギムリすごくいい奴だし、皆にも愛されてるな、と感じることができました。まあ、私はもともと映画のギムリも好きでしたけどねー。
ギムリが他のドワーフたちと違うのは、一人だけ他の種族の中に放り込まれたからというのもあると思いますが、たとえば他のドワーフたちのうちの誰かが旅の仲間にいたとして、ああいう風にはならないだろうなと…。世代の違いもあるかもしれませんが、他の種族の中で、仲間たちと信頼を築き、しっかりと自分の存在感を示したギムリは、やっぱりすごいなあと。
今回、ギムリが良かった! という感想もちらほら聞こえて、やっぱりホビットで他のドワーフたちを観た後だと、ギムリの素晴らしさがわかるよなあ、と一人で喜んでます(笑)
メリーも久々に観て、やっぱいいなあと。原作に比べて少しお調子者になってはいるけれど、ピピンと違ってちゃんと物事がわかっているところは、やっぱり原作どおり賢いメリーでした。
FotRラストの、フロドに「Go!」って言うところとか、惚れ直しましたよ~!
RotKのピピンを見送る場面も惚れ直すなあ~。よくわかってないピピンに怒ってるところから、アラゴルンと一緒に見送るところまで。
RotKでエオウィンに話す場面も好きですね。捨て鉢になっているエオウィンに対して、「あなたは生きる目的があって、皆に愛されてる」って、エオウィンが自覚できてないことを指摘して。
この場面、今までわりと、あそこでエオウィンが気持ち切り替えてしまうところが、本当はファラミアと出会って癒されるのに…と原作と違うところがひっかかって素直に見られなかったけれど、ようやく原作と切り離して素直に観られるようになったかな。
連続上映でいつもいいなあと思うのがエオウィンなのですが、1年ぶりに観てやっぱり良かったですね。原作とはちょっと違うけれど、とても魅力的なキャラクターだなあと思います。
アラゴルンにBecause they love youって言うところとか、エオメルに「戦いは男のものだ」って言われてムッとする?ところとか、いいですねえ。
馬鍬砦でセオデンに「何を命じてくださいますか」と言うところも…
残念なのは、最後はファラミアに癒されて開放されるべきところが端折られちゃったところですね。そこまでやったくれたら完璧だったんですが。まあ時間足りないのはわかりますが…
エオウィンを観てると、やっぱり魅力的な女性キャラはいた方がいいかな、という気にもなりますが、果たしてタウリエルさんはエオウィンのような魅力的なキャラクターになってるでしょうか…まあエオウィン並みまでは期待してませんけど(汗)エオウィンに近いキャラクターだったら受け入れられるかな、と思ってます。さてどうでしょうね。
映画のアラゴルンは、なんだか変にヒーローっぽくされていて、原作に比べたらちょっとなあ…とずっと思っていて、最近もそんなことを考えていたのですが、今回、今までになく映画のアラゴルンもいいな、やっぱり馳夫さんだな、と感じました。
RotKのSEEバージョンのメリーと一緒にピピンを見送る場面は前から大好きだったのですが(あそこだけ馳夫さんだって思えた)、そう言えば、ファンゴルンのそばでメリピピの痕跡を追っていて、「縄が切られてる!」と気がつくあたりからの必死な様子も好きだったなあと思い出しました!
角笛城で「私もその中の一人として死ぬ!」と怒ってるところとか、ハレスを励ますところとかも、ずっと「何主人公みたいなことして…」と気に入らなかったのですが(汗)今回初めて素直にいいシーンかな、と思えましたね。
エオウィンに対する優しさもそう言えば前から好きでした。恋愛感情ではないけれど、エオウィンのことを理解し、気遣うのが好きですね。SEEのエオウィンに上着かけなおしてあげる場面とか、好きなんだよなあ。なんか、今回すごくアラゴルンのエオウィンに対する気持ちに共感しましたね(笑)
そんなわけで、ここ数年毎回そうなのですが、ずっとこだわっていた映画の原作との違いを少しずつ受け入れられるようになってきているようです。って10年かかってるよ、という話ですが(笑)
デネソールだけはどうしてもダメ…と思うのですが、部分的に受け入れられるところもあるんですよね。ピピンが忠誠を誓う場面で嬉しそうに観てたり、歌えって言ったり、ラス・ディネンで自らピピンを引きずり出したりとか。
映画のサムも私はどうもダメな部分が多いのですが、少しずつ原作と別物と思える部分が増えてきているような気がします。
どうもキャラクターの感想ばかりになってしまいましたが(それもごく一部(汗))そんなことを感じた1年ぶりの連続上映でした。
またきっと来年もやってくれると思いますので(笑)DOSを観た後で観るLotRはまたどんな風に変わるかな、という感じです。(起きていられる箇所にもよる気がしますが(汗))
そうそう、最後にサントラのことですが。ちょっと当日もお話ししたのですが、LotRのサントラって、ホビットに比べてテーマやモチーフも段違いに多いし、すごく緻密に作られてるな、と…
ホビットのサントラも曲自体は進化してると思うのですが、全体の作りとしてLotRほど複雑じゃないというか、単純ですよね。テーマやモチーフを埋め込むことよりも、LotRサントラとのつながりを重視しているようでしたが…
DOSから(多分AUJのEEの追加のサントラも)今までのロンドンフィルからNZSOによるNZ録音に変わるし、ホビットのサントラの今後はどうなんだろう…なんてことも考えてしまいました。
というわけで、相変わらずだらだら長い感想でした(汗)
今回はホビット公開後ということもあって、一時期は客の入りが少なくなってきてましたが、ほぼ満席みたいでした。って去年もそうだったみたいですね。(自分のブログで確認…)
今回は久々にお友達と一緒に行ったり、ツイッターで知り合った方とお会いしたりしたのですが、当日会えたら、と目印をお聞きしていた方がなんとお隣の席だったのにはびっくりしました(笑)
席に座っているところに、目印のThe Music of the Lord of the Rings Filmsを持っていらして、まさか隣の席なんてことある??? と声をおかけする前に二度見してしまいましたよ(笑)
さて、よく考えてみたらホビット映画公開後始めて観るLotRだったんですよね。もう何回観たか不明なくらい観ていますが、思いがけないくらい新しい印象があったので、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。
まず、ホビットとのつながりで言えばもちろんビルボなのですが…なんか呪いがかかったように、今回一番出番で寝てしまったのがビルボでした(涙)
指輪を手放すところとか、フロドにつらぬき丸とミスリルの鎖帷子を渡すところとか、大事なところことごとく見逃しました…
ただ、ところどころ出てくる場面で、結構マーティンビルボと話し方が似てるな、と感じるところはありました。マーティンはイアン・ホルムをそのままコピーしているわけではないけれど、やはり色々と研究はしてるんですね。
実は、私はLotRから先に入ったせいか、どうも「ホビット」のビルボとLotRのビルボのつながりがいまひとつ感じられず…ホビット三作観た後なら大分つながるかな、と期待しているのですが…
それでも、ラストの灰色港でのビルボには、今まで以上に泣けたかな…まだ完全にはマーティンビルボとイアンビルボが繋がってはいないながら。ホビット三部作観終わった後にはまたどうなるでしょうか。
次に印象的だったのは、ガンダルフがホビット庄ライフをメチャメチャエンジョイしていたことでした(笑)今まで何度も観ていたけど、ホビットで灰色のガンダルフをたくさん観た後で観ると、ガンダルフほんとに楽しそうだなあって。
ドワーフたちとも楽しそうなんですけど、なんか違うんですよね、ホビットに囲まれてるときの笑顔が(笑)フロドに再会した時も、ビルボに再会した時も、メリピピを怒ってる時すら本当に楽しそう。もう本当にどんだけホビット好きなの、という感じ(笑)
まあ、そもそもガンダルフのホビット好きのおかげでこの話(ホビットも指輪も)成り立ってるんですが…
考えてみるとLotRでの灰色のガンダルフの出番はちょっとだけなので、ホビットでまだまだ灰色のガンダルフが観られるのは嬉しいかなあ。今後AUJ冒頭とかFotR冒頭のような楽しいガンダルフが観られるかどうかはわからないけど。
そして、灰色港での別れは、やっぱり「ガンダルフとお別れなんだ」と思って悲しくなってまたちょっと泣いてしまいました…
そうそう、モリアでガンダルフがトーリンの名前を出す場面があったの忘れていて、ちょっと動揺してしまった(汗)バーリンは心の準備できてたんだけど。トーリン…この時点ではもういないんだよなあと思うと…
そして、今回何と言ってもギムリに惚れ直しました
AUJですっかり13人のドワーフたちいいなあ、なんて思って、ドワーリンいいじゃん、なんてことも思ってたんですが、やっぱりギムリは別格でした!(笑)
ホビットで他のドワーフたちを観た後に見ると、ギムリなんてかわいいんだと(笑)一見気難しそうだけど、実はすごく素直で明るくて優しくて仲間思いで。そして素のままでかわいいという(笑)
ずっと、映画のギムリは原作に比べて下品でお笑いキャラにされてしまった…という思いがあって、アラゴルンやレゴラスにも同等に扱われていない、なんて思ってましたが、ようやく原作と映画を切り離せたかなと。
なんか映画のギムリすごくいい奴だし、皆にも愛されてるな、と感じることができました。まあ、私はもともと映画のギムリも好きでしたけどねー。
ギムリが他のドワーフたちと違うのは、一人だけ他の種族の中に放り込まれたからというのもあると思いますが、たとえば他のドワーフたちのうちの誰かが旅の仲間にいたとして、ああいう風にはならないだろうなと…。世代の違いもあるかもしれませんが、他の種族の中で、仲間たちと信頼を築き、しっかりと自分の存在感を示したギムリは、やっぱりすごいなあと。
今回、ギムリが良かった! という感想もちらほら聞こえて、やっぱりホビットで他のドワーフたちを観た後だと、ギムリの素晴らしさがわかるよなあ、と一人で喜んでます(笑)
メリーも久々に観て、やっぱいいなあと。原作に比べて少しお調子者になってはいるけれど、ピピンと違ってちゃんと物事がわかっているところは、やっぱり原作どおり賢いメリーでした。
FotRラストの、フロドに「Go!」って言うところとか、惚れ直しましたよ~!
RotKのピピンを見送る場面も惚れ直すなあ~。よくわかってないピピンに怒ってるところから、アラゴルンと一緒に見送るところまで。
RotKでエオウィンに話す場面も好きですね。捨て鉢になっているエオウィンに対して、「あなたは生きる目的があって、皆に愛されてる」って、エオウィンが自覚できてないことを指摘して。
この場面、今までわりと、あそこでエオウィンが気持ち切り替えてしまうところが、本当はファラミアと出会って癒されるのに…と原作と違うところがひっかかって素直に見られなかったけれど、ようやく原作と切り離して素直に観られるようになったかな。
連続上映でいつもいいなあと思うのがエオウィンなのですが、1年ぶりに観てやっぱり良かったですね。原作とはちょっと違うけれど、とても魅力的なキャラクターだなあと思います。
アラゴルンにBecause they love youって言うところとか、エオメルに「戦いは男のものだ」って言われてムッとする?ところとか、いいですねえ。
馬鍬砦でセオデンに「何を命じてくださいますか」と言うところも…
残念なのは、最後はファラミアに癒されて開放されるべきところが端折られちゃったところですね。そこまでやったくれたら完璧だったんですが。まあ時間足りないのはわかりますが…
エオウィンを観てると、やっぱり魅力的な女性キャラはいた方がいいかな、という気にもなりますが、果たしてタウリエルさんはエオウィンのような魅力的なキャラクターになってるでしょうか…まあエオウィン並みまでは期待してませんけど(汗)エオウィンに近いキャラクターだったら受け入れられるかな、と思ってます。さてどうでしょうね。
映画のアラゴルンは、なんだか変にヒーローっぽくされていて、原作に比べたらちょっとなあ…とずっと思っていて、最近もそんなことを考えていたのですが、今回、今までになく映画のアラゴルンもいいな、やっぱり馳夫さんだな、と感じました。
RotKのSEEバージョンのメリーと一緒にピピンを見送る場面は前から大好きだったのですが(あそこだけ馳夫さんだって思えた)、そう言えば、ファンゴルンのそばでメリピピの痕跡を追っていて、「縄が切られてる!」と気がつくあたりからの必死な様子も好きだったなあと思い出しました!
角笛城で「私もその中の一人として死ぬ!」と怒ってるところとか、ハレスを励ますところとかも、ずっと「何主人公みたいなことして…」と気に入らなかったのですが(汗)今回初めて素直にいいシーンかな、と思えましたね。
エオウィンに対する優しさもそう言えば前から好きでした。恋愛感情ではないけれど、エオウィンのことを理解し、気遣うのが好きですね。SEEのエオウィンに上着かけなおしてあげる場面とか、好きなんだよなあ。なんか、今回すごくアラゴルンのエオウィンに対する気持ちに共感しましたね(笑)
そんなわけで、ここ数年毎回そうなのですが、ずっとこだわっていた映画の原作との違いを少しずつ受け入れられるようになってきているようです。って10年かかってるよ、という話ですが(笑)
デネソールだけはどうしてもダメ…と思うのですが、部分的に受け入れられるところもあるんですよね。ピピンが忠誠を誓う場面で嬉しそうに観てたり、歌えって言ったり、ラス・ディネンで自らピピンを引きずり出したりとか。
映画のサムも私はどうもダメな部分が多いのですが、少しずつ原作と別物と思える部分が増えてきているような気がします。
どうもキャラクターの感想ばかりになってしまいましたが(それもごく一部(汗))そんなことを感じた1年ぶりの連続上映でした。
またきっと来年もやってくれると思いますので(笑)DOSを観た後で観るLotRはまたどんな風に変わるかな、という感じです。(起きていられる箇所にもよる気がしますが(汗))
そうそう、最後にサントラのことですが。ちょっと当日もお話ししたのですが、LotRのサントラって、ホビットに比べてテーマやモチーフも段違いに多いし、すごく緻密に作られてるな、と…
ホビットのサントラも曲自体は進化してると思うのですが、全体の作りとしてLotRほど複雑じゃないというか、単純ですよね。テーマやモチーフを埋め込むことよりも、LotRサントラとのつながりを重視しているようでしたが…
DOSから(多分AUJのEEの追加のサントラも)今までのロンドンフィルからNZSOによるNZ録音に変わるし、ホビットのサントラの今後はどうなんだろう…なんてことも考えてしまいました。
というわけで、相変わらずだらだら長い感想でした(汗)