原発ゼロは、夢のまた夢

新たに原発規制を担う原子力規制委員会。
その発足に向けて首相は、初代の委員長と委員４人を任命するとか。
それも、国会の同意なしに任命という快挙？である。

法律では、いずれも国会の同意人事だという。
しかし、今国会会期末の９月８日までの採決は困難。
任命が見送られるため、苦肉の策として法の例外規定を適用。

どさくさに紛れて、こんなことまでするのか・・・。
委員長候補者らを、「原子力ムラの住人」と問題視する異論の声。
そんな反発が膨らんで採決が困難に陥り、党執行部が採決を先送り。

と言うことで、首相が任命権を独自に行使する異例の事態に発展。
お陰で例外規定が適用され、今月中旬にも初代委員長らが誕生。
すべからく、政府案通りに決まる見込みで、野ダメ君は「ほっ！」。

でも委員長には、過去にこんな行状があるらしい。
原子力の広報や宣伝を担う日本原子力文化振興財団等から・・・。
原稿執筆等の謝礼として約２９万円を受け取っていた。

人選基準には抵触しないとは言うものの、何か胡散臭さが漂う。
ともあれ、これからは、やはり原発推進に傾くのは必定。
それこそ出来レースと言うか、八百長と言うか・・・ずるいなぁ。

と言うことで、「原発ゼロ」は夢のまた夢の感がする・・・。