イランのリベンジ大作戦

米軍がイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害した事件。
イラン最高指導者の軍事顧問を務めるホセイン・デフガン氏が1月5日メディアの取材に語った。
米国の「軍事拠点」に対する直接的な報復を宣言！

デフガン氏は同国の国防相を歴任し、現在は最高指導者ハメネイ師の軍事顧問というお方。
報復は民兵組織ではなく、イラン自らが行う。
米国が、トランプ氏が、我々に対する直接的な行動に出た以上・・・。
我々も米国に対する直接的な行動に出る！

ただし報復は、急がず標的は慎重に選ぶ・・・。
賢明かつ入念に検討され、決定的な抑止効果を伴う対応を取ると言う。

トランプは、4日にこんな通告をしていた。
イランが、米国人や米施設を攻撃した場合は反撃する！

しかし、デフガン氏の言い分は、戦争を始めたのは米国だ！
だから自分たちの行動に対する相応な反応を受け入れなければならない！
この戦争期間は、米国人が与えた打撃に匹敵する打撃を被ることによってのみ、終わらせることができる。

それ以後は、新たな連鎖を求めてはならない！
米国との対話を再開する可能性は否定的。
幾つかの理由から、我々は現在の米政権との交渉は望んでいなかった。

ソレイマニ氏にあのようなことが起きた今となっては、交渉あるいは関係の意味は何もなく不可能だ！
イラン関連施設52カ所を標的にすると威嚇したトランプ発言。
それに対して、もし彼が52と言うのなら、我々は300と言おう。

米軍のいかなるスタッフも、米国のいかなる政治拠点も・・・。
米軍のいかなる軍事基地も、米国のいかなる船舶も安全ではなくなる！
トランプは国際法を知らないし、国連決議も理解していない！

正真正銘のギャングであり、ギャンブル屋だ！
我々の指導部は、戦争を望んだことはなく、今後も戦争は望まない・・・。

ヤバイねぇ、イランのリベンジ大作戦構想。
トランプも血を血で洗うチキンレースなんて、馬鹿な選択肢を選んでしまったなぁ。