函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

瓦礫受け入れの温度差

2012年04月06日 05時22分22秒 | 暮らし
「瓦礫処理は復旧復興の大前提」と叫ぶ、まやかし臭い錦の御旗。
野ダメ君は、都道府県と政令市に受入れを要請・・・。
自治体によっては、随分と温度差があるようだ。

国の要請を真に受けて、北海道知事は八面六臂の大活躍。
函館市の隣にある北斗市の太平洋セメント上磯工場を訪れた。
訪問の用件は、東日本大震災で発生の瓦礫受け入れ要請。

同工場では、瓦礫の焼却灰を使ったセメント生産を検討中。
製造施設等を視察した知事は、上機嫌の様子。
受入れを前向きに検討する、との回答を貰った・・・ヨカッタ、ほっ。

と言うことで、北海道としてもこんな心意気で頑張るらしい。
安全性の確保や住民の理解が得られるよう努力したい・・・。
安全とか理解という言葉で捌く、見事な金太郎飴コメント。

更に知事はその足で、北斗市長を訪問・懇談・・・。
対応する市長は、これまた優等生的な模範回答。
基本的には協力するし、住民にも丁寧な説明をして行きたい。

一方で札幌市長は、拒否を鮮明にした。
安全の保証がないとして、瓦礫受入れを拒否。
行政のトップとして、これが当然の行動だと思うのだが・・・。

現在は、焼却後1kg当たり8千ベクレル以下なら埋立て可能。
国が示すこの基準は曖昧さが漂い、その説明に徹底抗戦。
果たしてこの数値は、安全性の確証が得られるのか、と歯切れがいい。

安全性は、多くの市民が持つ素朴な疑問・・・。
それを国へ直球で投げ返した札幌市長。
健全な考えが残されていたので、ちょっぴり安堵・・・ほっ!

それにしても、震災復興の金に群がる白アリたちは・・・。
瓦礫捨て場の物色に、多忙を極める呑気な毎日のようである。

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