弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

読売「罷免」に 沈黙守り キャスティングボートを 握る気か?

2024年02月28日 08時19分24秒 | 裁判
今日は岡口基一裁判官弾劾裁判の弁護側最終弁論が行われ、結審する予定。
これまでの各紙の社説を以下に列挙する。

岡口判事の訴追 つぶやく自由はどこに(中日)
https://www.chunichi.co.jp/article/278120
判事のSNS 「罷免」に値するのか(中日)
https://www.chunichi.co.jp/article/430045

裁判官と弾劾 理のない制裁が招く害(朝日)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15190527.html

裁判官罷免に潜む危うさ(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK183IC0Y2A310C2000000/

裁判官の弾劾 危うい先例をつくるな(信濃毎日)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS202111240012">https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021112400121

投稿判事を訴追 品位欠く発信許されない(産経)
https://www.sankei.com/article/20210630-76MEMUZB5JPW7K44DBUPMLMKFI/

最後のものを除く全部が罷免に反対している。
2回取り上げている中日(東京)新聞を1票と数えるとしても、4対1で罷免せず。
既に良識的な新聞の社説の大勢は決している。

なお、信濃毎日は上記のとおり反対しているが、これとは無関係とされる毎日の態度は必ずしも明確ではない。
さらに態度不明で不可解なのは読売である。この問題で大新聞が態度を明確にしないのはいただけない。

百歩譲って、全国紙ではない中日と信濃毎日を除けば、2対1。
小法廷のキャスティングボートは、後出しの毎日と読売の社説が握っていることになる。
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