弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

運が悪けりゃ 死刑になれば 均しい裁きは 果たせない

2015年02月05日 22時06分32秒 | 判決どどいつ
3日の最高裁決定2件から。
一審の裁判員裁判による死刑判決を破棄して無期懲役に減刑していた東京高裁判決2件(いずれも村瀬均裁判長)を支持し、上告棄却。
確かに死刑となると、たまたま厳罰傾向の裁判員が選ばれた場合だけ、というわけにはいかないだろう。
何よりも公平・平等を重んじる大多数の日本人には耐えられまい。
もっとも、検察官出身者不在によるリベラル色の強い3人の裁判官の構成は、被告人には運が良すぎたかも知れない。