弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

弁護士任官 ルビコン川を 渡る決断 より重い?

2009年09月18日 00時06分45秒 | テレビ
テレビ東京「ルビコンの決断」が最近面白い。かつてのNHK「プロジェクトX」以上の出来のようにも思われる。
今夜は、宇都宮健児弁護士の闘いを取り上げていた。
再現ドラマの中での最高裁の小法廷が、下級審の合議法廷になっていた点を除けば、感動的だった。あと、番組終了直後に債務整理ビジネスの某法律事務所のCMが流れたのには興ざめしたが。
弁護士広告の解禁を決めた日弁連総会で、先生が債務整理ビジネスの広告に危惧を表明する発言をされたのを思い出した。
先生は、私の司法修習生時代から存じ上げている。サラ金対策の委員会に指導弁護士に連れられて参加した際、たまたま私が資料の中にある発見をして発言し、お誉めの言葉を戴いて感激した。
こういう弁護士に、ぜひ日弁連会長、あるいは最高裁判事になっていただきたいものだ。
弁護士任官一般の障壁も、もう少し低くしていくことが必要だろう。

(写真)宇都宮先生の近著