きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

道路財源の一般かは本当?

2008-04-12 12:23:37 | Weblog
道路財源の一般化は本当?      (008.04.12.)

福田総理が09年度から道路特定財源の全額一般化を提案したが、党首会談でも小沢代表から、公式なものではないから、100%の信頼が持てないと言われ、我々もあの年金問題で3月までの名寄せ完了の約束が簡単にほごされた経過もある。

そして、更に小泉・安部の政権でも道路族の猛烈な抵抗に中途半端に終わった経過を見ても「福田総理のひとり言」の印象が強かった。

しかし、此処に来て、福田さんもそれではと、11日に政府・与党の最高幹部を集め正式に確認する事を実施し記者会見でも最高の意思決定であると明言した。

しかし、この決定には、最初文章の中に無かった文章が付け加えられている、それは「必要な道路の着実な整備」と「地方財政に影響を及ぼさない」と言う文章で、道路族への配慮と思われるが、この項目が実際には色んな形で、本来の中身を骨抜きにされる可能性もある。

何しろ、官僚と族議員の抵抗は、したたかで、何を考えているか解らない所があるからだ。

朝日新聞の調査では、全国の市長に道路特定財源の一般化について賛否を問うたところ、
現職の時は、殆どが「一般財源化に反対」を示し、引退した市長では「一般財源化にするべきだ」と言う意見が多かったと言う。

そして、「中央省庁に予算を人質に取られている立場では本音は言えない」と言っている。
この事は如何に本庁からの圧力が地方の首長に掛かっているかを思わせる物で、東国原知事も多分に言わされている疑いが濃い様に思う。

事ほど作用に、宣伝にも力を入れ、道路財源を使ってミュージカルまで遣っているのだから、善良な国民はすぐ騙されるのである。

自民党の中でもやっと声を挙げる人も出て来たようだが、族議員に抵抗して発言をする事は、大変な勇気のいる事で、特に族議員の首領である古賀誠氏は自民党の選挙対策委員長で、議員の首根っこを掴まれているから、本音はなかなか言えない立場だろうと思う。
しかし国家・国民の為の国会議員であるのだから、大いに発言をして未来に希望の持てる国にして貰いたいと思います。

(えびなたろう)