きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

政府の税金の取り方

2008-04-03 11:44:24 | Weblog
政府の税金の取り方      (008.04.03.)

政府の税金の取り方は、「取れるものから取る、取ったら離さず取り続ける」。と言う考え方だ。

4月から、後期高齢者(75歳以上)の医療保険を独立した制度にとして運用する事になった。そして保険料は確実に徴収できるように高齢者に支払われる年金から容赦なく天引きする制度にしたようだ。

それでも納めない人には保険証を取り上げ医療受診が出来ないようになっている、この点が今までと違って所得収入の無い高齢者の立場や状況に関係なく、生きるために貰う年金から天引きすると言うのだから、この発想は「血も涙も無い弱者切捨て」の発想である。

一方、税金を取っている制度に付いては、絶対に手放さない、何時までもとり続ける、その一例が道路暫定税率制度である。

そもそも、道路暫定税率とは、一時的な必要財源を得る制度として作られた物で、田中総理時代に高速道路の建設のために必要財源を得る制度として発足した。
だから高速道路が出来れば元に戻すのが本来である。

ところが道路が完成しても収入として入金される税金の魅力にとりつかれ、廃止する事が出来ず、其の金を使って他の道路を作ったり、更に金の使い道を種々広げて、公共工事を運用する為の特殊法人を作り、民間建設会社との折衝窓口「機構」のようなものを作り官僚OBの天下りの場所としてきた。

この様に本来廃止すべき暫定税率を3年、5年、と其の都度、延期して来たから、もはや廃止する事を忘れ、34年間も続け、その間に必要の無い特殊法人も十数件作られ、それが天下りの場として、残されてきているから、一挙に廃止する事も出来ず、無駄に無駄を重ねて、膨大な国民の税金を欲しいままに使ってきた「ぬるま湯」運用が抜け切れず、今回の廃止に対して猛烈な抵抗を示しているのが、暫定税率期限切れ問題である。

従って、これに対する対処は、無駄な特殊法人を廃止する事と、無駄な公共工事の中止をする事で、今まで「ぬるま湯」に浸っていた体質から抜け出す事が第一の対策でなくては成りません。それが遣れない様では、09年度からの一般財源化の中での正常な運用も出来ないのではないかと思います。

いわんや、5月にまた暫定税率を復活させる事を提案している福田さんは全く呆れた馬鹿者で、此れが日本の総理かと思うと恥ずかしい限りだ。最も福田さんは国民が選んだ総理ではなく、支持率が20%切っている内閣だから、国民の支持は全くありません、この人が居座っている限りどうしようもないのが現状です。困ったものだ!。
(えびなたろう)
   追記:明日より数日間Blogを休刊いたします。