きまぐれ発言

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潘氏が外務副大臣に釈明

2013-08-30 06:36:04 | Weblog
潘氏が外務副大臣に釈明     (2013-08.30)

潘基文国連事務総長が韓国での記者会見で、日本を念頭に「正しい歴史認識が必要だ」など発言した内容に付いて、国連の事務総長として、甚だしく中立・公正を欠く発言だとし、我が国として、正式に抗議をする事にしていたが、たまたま、オランダのハーグを訪問していた松山政司外務副大臣が、潘氏の発言の真意について正した。

潘氏は「発言は中立的で、日本のみを指摘した物ではない」と釈明した。そして、潘氏は「歴史認識に関する安倍政権の立場や、平和国家としての日本政府のこれまでの努力に付いて、自分はよく承知している」と述べた。発言に関しては「日本、中国、韓国の三か国は東アジアの平和と安定にとって重要な国であり、三か国の指導者は過去に起こった事をしっかり理解して克服していくべきとの趣旨だ」と説明した。

更に潘氏は「日本が懸念する事項や、東アジア情勢のセンシティビティを理解している」と語り、歴史認識を巡る三か国間の争点や日本の主張を理解していると強調。発言の中で「日本の政治指導者」と特定したことは「日本の憲法改正について問われたからで、日本のみについて指摘する趣旨ではない」と説明をした。「発言が日本国内で誤解され、大きく報道されたのは残念だ」とも述べた。

菅義偉官房長官は29日午前の記者会見で、国連の藩基文事務総長が日本を念頭に「正しい歴史認識が必要だ」など発言した事について「真意はある意味で明らかになった」と述べ、潘氏の釈明を受け、今後は問題視しない事を示した。

潘氏は「自分の発言は日本にのみ指摘した物ではない」と釈明した事を、日本側も一応了解し、一件落着と言う事になった。
(えびなたろう)