きまぐれ発言

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馬脚を現した、国連事務総長発言

2013-08-29 06:39:47 | Weblog
馬脚を現した、国連事務総長発言      (2013-08.29)

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が韓国での記者会見で、「日本の政治指導者は極めて深く自らを省みて、国際的な未来を見通すビジョンが必要だ」と述べた事が問題となって居ます。歴史認識などを巡る日韓両国の対立が有る中で、中立性が求められる事務総長の発言としては到底納得できるものではありません。

潘氏はこれまでも中立性と事務総長としての資質に疑問がつく言動が指摘されてきました。
国連憲章100条は、事務総長と職員に「いかなる政府、国連以外の当局の指示を仰ぐことも受けることもしては成らない」と中立性、公平性が求められている。

特に事務総長は、平和と安全を脅かす問題について安保理に注意を喚起したり、時には国際紛争の調停役も担う事が必要で、対立する問題などで、一方に偏していると疑われる事が有ってはならないのは当然であります。

潘氏は、盧武鉉政権当時の外交通商相を経て、2007年1月に国連事務総長となり、現在は2期目である。事務総長としての発言は当然わきまえている筈だと思うが、もともとは、左派の盧武鉉大統領と気脈を通じる間柄だから、対日強硬路線に沿った反日親中姿勢の持ち主である事には間違いはない様である。

そして、国連の主要ポストに韓国人ばかりを起用し、ワシントン・ポスト紙からは「縁故主義」として、批判された事も有る。またあるときは、加盟192ヶ国(当時)の外交官を招いた「国連の日」恒例の事務総長主催のコンサートに、母国ソウル・フィルを招請した。

其の時、も日本海を「東海(トンヘ)」と書き込んだ英文パンフレットが配布され、韓国が国連地名標準化会議に、「日本海」を「東海」と変更する様求めているのだが、各国がまだ論議ている最中の事である。

潘氏は、安倍晋三政権の歴史認識や領土問題についても「正しい歴史認識を持ってこそ、他の国々から尊敬と信頼を受けられるのではないか」と批判めいた事を言っているが、歴史的事実を無視しているのはむしろ韓国政府の方で、常軌を逸した彼らの反日姿勢こそ「国際的な未来を見通すビジョンが必要」なのではないでしょうか。

韓国の政治指導者こそ「極めて深く自らを省みて」ほしいと思います。特に、我が国の憲法改正問題についての、潘氏の発言は、「内政干渉」に近い発言で、厳重に抗議する必要があると思います。
(えびなたろう)