きまぐれ発言

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衆議院選の無効判決      (2013-03.26.)

2013-03-26 11:53:17 | Weblog
衆議院選の無効判決      (2013-03.26.)

衆議院選挙の1票の格差が2.43倍で行われた昨年の衆議院選挙に対し、選挙の「無効」が出るかどうかが注目されていた。

今迄からも、違憲状態配分の選挙であったが、裁判所も、選挙のやり直しを行う混乱を避ける意味から、混乱を避けるため「今回は取り敢えず『合憲』と見なしす」と、次回の改正を期待しての裁判所の判断であった。

そして、昨年行われた選挙である。

1対。2.43倍と言う現状の格差に対し、完全とは言えないが「ゼロ増5減」と言う公正に近か付ける改革案が出されていた、しかしそれも行なわれず、「改革する時間がなかった」と言う理由だけで、将に、裁判所の期待と思惑は、全く無視された選挙に終わったのである。

今回、広島高裁の判決は「最高裁の違憲審査権も軽視されてている」と述べ、「1票の格差」是正に向き合わない国会に対する不信が限界を超えた事の表れと言える判決ではないでしょうか。

各地の高裁、高裁支部に提訴された合計16件の訴訟の内、今回無効判決を含め8件が言い渡され、「合憲」とした判断はまだ1件もない。

元最高裁判事の泉徳治氏は、「前回の選挙で、『違憲状態』と言うイエローカード出されている。広島高裁の今回の判決はレッドカードを出したと言える。将に当然と言える判決だ」。また、「国民の平等な選挙権を無視されている事に裁判所が強い危機難を示した事である。」と述べている。

全くその通りで。「自民党政権の驕り」の象徴が「国民を軽視」し、「裁判所を軽視」している通りである。
(えびなたろう)