きまぐれ発言

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安倍主導で強いリーダーシップ

2013-03-02 10:02:00 | Weblog
安倍主導で強いリーダーシップ        (2013-03.02.)

自民党は1日総務会でTPPの交渉参加問題を議論する外交・経済連携調査会を、総裁直属の「外交・経済連携推進本部」に格上げした。本部長は調査会長の「衛藤征士郎前副議長」が就いた。今月上旬の参加表明に向けて安倍晋三首相(総裁)自らが主導しようとする強い決意の表れだと受け止められる。そして、安倍氏は「自民党議員の意見をじっくり聞き、党と十分に連携しながら事を運びたい」と言い放った。

将に、此の事が安倍氏を総裁に押した理由で、今迄の自民党では決めるべきものが決められず党内の運営操作によっては、総理大臣と言えども、曲げられる所が、自民党の最も悪い所であった。同じ事は前内閣の民主党でも言える事で、民主党には、更に、其れにプラス「党のオーナー」と言われる鳩山氏と「小沢派」と言う党内掻き回し役の反対勢力グループが居たから、全てにおいて、決めるものも、決められなかったのである。

首相の態度は「安全運転」の様にみえるが、高い支持率を背景に強気で攻める勢いが窺われる。首相は「調査会」を党則83条に基づく総裁直属機関の「本部」にした。83条機関は首相肝いりの政策実現を担う例が多く、大胆な金融緩和策などをまとめた「日本経済再生本部」も83条機関であり党内議論で首相主導が鮮明になって居る。その意気込みを背景に党幹部も早期の交渉参加に向けて強気の姿勢が目立ち始めて居る。

自民党内の慎重派は「ガス抜きの場を与えられるばかりで首相ペースだ」と焦りを募らせている。ただ、首相主導の党内議論に対し、「議論が万一混乱したら首相に直接責任が及ぶ」と懸念を示す幹部もいる。

安倍首相は勿論其の事をあらかじめ覚悟の上で、再び総裁候補に手を挙げたのである。其れにまた共鳴し、それを期待した支持者が安倍氏を再び総裁にしたのである。
そこが、安倍氏の言う、自民党は旧自民党への「先祖帰り」では無いと言う姿勢なのだ!。
(えびなたろう)