きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

元外務省条約局長の意見に賛成

2013-01-23 11:28:37 | Weblog
元外務省条約局長の意見に賛成      (2013-01-23)

今日の新聞に、東郷和彦元外務省条約局長の講演要旨が載っていた。話は無論外交の話であるが、他国との外交交渉で、両国の立場を考えると、最後は強い方が勝ちと言う事に成る。

その点で、尖閣諸島を巡る中國との対日交渉は、危険な状態で、中国軍は武力衝突を想定してあらゆる作戦を練っていると、言う事である。

今両国の力関係では、日本にはバックに米国の存在があるからで、「米国が日本は同盟国として、ともに死ぬに値する国である」との思いが米国人に有る事が必須の条件である。
所が、「深刻なのは、従軍慰安婦の問題で、日本の信用を損なっている」と言う事になっている。

また、北方領土の問題にしても、プーチンには後が無い状態である。 彼は日露交渉で、経済交流を進め、領土問題を進展させ、中國との関係では地政学的なロシアの安全保障を作りたいと思っている。そのプーチンの置かれている立場を外務省は考慮し、日露双方が受け入れられる交渉を作らねばならない」と東郷さんはいっている。

いまや、4島一括返還などは、全く実現性の無い問題で、それよりも、経済協力でシベリアの開発に利権を得れば、アジアに於ける、日本の立場は優位な物に成るのではないでしょうか。

いまや、力を鼓舞する中国は、侮り難く、日露の関係重視が、対中国牽制に成る事を思えば、日本の外交も、もっと実利に徹した外交を重視し、安定したアジアでの地位を確立する事が必用ではないでしょうか。
(えびなたろう)