きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

50兆円に近付く国際発行額 

2013-01-11 10:55:16 | Weblog
50兆円に近付く国際発行額      (2013-01-11)

安倍政権は今年度の補正予算を約13兆円強と、09年度、麻生政権が纏めた過去最大の補正予算に迫る大型の予算を決める模様である。基礎年金の国庫負担分を除いた10兆円余の緊急経済対策は、約半分は公共事業に使われ、その財源は国債発行に頼る事に成り、当初予算と合わせると、その額は50兆円に近付く見通しである。

国の借金残高が1千兆円に成る中で、安倍政権は財政運営に付いて、「まず経済成長を実現し、税収を増やす」「短気は柔軟に中・長期は規律をもって」と強調しているが、「政権が奪還出来た事に浮かれ、少し大判振る舞えが過ぎるのではないか」との批判の声も聞かれる。

東京ロイター通信の記事も安倍内閣の量的緩和で円高是正や、賃金収入増へ、インフレターゲット導入に期待感を示している。

そうした期待感の裏には、震災復興の補正に、野党だった自民・公明両党も深くかかわり、被災地再建とは、直接関係のない便乗・こじつけ型の支出が横行した事である。

麻生政権の09年春の補正も、リーマン・ショックによる急激な経済落ち込みを受け、規模が優先され、会計検査院から、様々な無駄が指摘される始末であった。

また、今回の自民党本部でも、陳情に訪れる業界団体の関係者等で、大賑わいの様相を呈している。此の賑わいは、大型補正予算によって、衆議院選での支持の御礼と夏の参議院選に向けた期待料なのかとも見られている。

年明けからは、震災復興増税が始まる。さらに消費増税など、負担増は目白押しだ。
果たしてこれで、良いのでしょうか。
(えびなたろう)