きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

老朽化するインフラ対策

2013-01-17 11:07:03 | Weblog
老朽化するインフラ対策      (2013-01-17)

昨年起きた、笹子トンネルの事故は、老朽化による事故で、いずれは起こる事故として国土交通省は前もってその対策を持っていなければならないことは、当然の事だと思います。

ところが、その対策は全く出来ておらず事故に遭遇して今慌てている状態だ。今迄遣って来たことと言えば、アンカーボルトの点検を、遣って来たと言うが、その方法や、結果の対策に付いて、如何するのかと言う、規定は全く無かったと言う事である。

特に今回の場合、天井の重みをアンカーボルトで「吊り支える」構造になっており、アンカーボルトの「緩み」が即、事故に繋がる設計に成っている。
従って、「緩み」の検査が即事故防止の危険を示す検査になって居ない事である。

この様な検査を遣らし、それを信頼している政府事業責任者の責任は計り知れない物があります。

あれからの対策として、天井を取っ払い、天井のないトンネルで、再開している。其れなら初めから、天井はいらない事では無いでしょうか。
天井工事だけに、巨額な費用が使われ無駄な税金を投入して来た事は、業者任せの税金のばら撒き工事である事を将に物語ってることです。

高速道路各社の老朽化対策は今回の事故によって始まったばかりと聞くが、各社の担当者は「財源が課題だ」と嘆いているそうで、修繕が必要な損傷個所は約9万7千か所もあると言っている、そして其の箇所も年々増加の一方で放置されていると言う事です。

あの事故から、私はトンネルを通るたびに上を眺め何か落ちてこない事を祈りながら恐る恐る通っています。

国土交通省にしても、地方自治体にしても、作りっぱなしではいけません、補修の手当ても事前に充分に考えた計画の上で、進めて貰いたいと思います。
(えびなたろう)