きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

今年こそ日米同盟の重要性を

2013-01-09 07:55:43 | Weblog
今年こそ日米同盟の重要性を      (2013-01.09.)

新年明けましておめでとうございます。今年もどの様な年に成りますか、昨年暮れの押し詰まってからの解散総選挙では、政界は無論、国民の側も、準備不足の状態が、世間を騒がし、投票行為も、どの政党に投票して良いのか全く定まらず、将に戸惑いの中の選挙であったと思います。結果は予期せぬ以上に自民党の大勝利で終わったが、果たしてこれで良かったのか、と言う疑問が残る選挙となった。

民主党の敗北は、最初からの予想通りであったが、其れにしても5分の1にまで減らし、将に大敗と言っても過言ではない状態だ。そしてその分、自民公明で、3分の2以上の当選者を得た事は、これまた予想以上の大勝利でもあった。

これによって与党を担う自公政権は、今迄よりも、安定した思い切った政策が取れるのではないか思われる。早速安倍政権が誕生し、年明け早々からデフレ脱却戦略として公共投資の思い切った政策が発表され、日銀の白川総裁も一応反論したが、政府の主張に同調する姿勢を示して居る。また、市場の動向も株価は上がり、為替レートも80円以上の円安に働いている。この傾向は良い事であって、此れによって我が国経済に明るさが出てくれば、更に層状効果が期待されるところとなり、あとは雇用の問題が付いて来れば更に良い結果を生む事に成るでしょう。

此れと同時に、今後の問題として、最も心配されるのは、外交問題である。アジアにおける外交問題に中国が、此のところ急激な強気の姿勢を示している。其の理由は、中国の経済力の強さと、日本の弱さが挙げられる、日本は、民主党への政権交代によって、日米関係を疎かにし、アメリカも幾分日本に対して、結びつきを緩めている。此の事に乗じて中国はこの時とばかり日本に強く出て、米国には良好関係を取り込もうとしている、アジア太平洋関係を米中で支配されれば、日本は、韓国からも疎遠にされる事に成るでしょう。また、ロシアも今迄以上に強硬な手段に出てくることでしょう。

日米関係は、日本にとって、アジアに於ける安全保障上、最も重要な問題であり、その結びつきは、両国間の必要性によって、堅固に結びついている。
しかし、アメリカは、リーマン・ショック以来財政不況に悩まされ、昔の様な日本との甘い関係は取れない状況に来ている。中国は、その結びつきの弱さを狙っているのです。そして太平洋の洋上に於ける権力支配を最も強く望んでいるのです。TPPの問題も単なる貿易だけの問題では有りません。
日本は、日本側からだけで、アメリカを見て居ます、世界の国々は日米間の隙間を狙っています。今こそ、日米間の結束を堅固にしなければなりません。この問題こそ、政権の最も重要な課題ではないでしょうか。
(えびなたろう)