きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「安倍のミックス」が成功するのか!

2013-01-12 13:14:04 | Weblog
「安倍のミックス」が成功するのか!      (2013-01-12)

政府が総額10.3兆円の「緊急経済対策」を閣議決定して「これまでと次元の違うレベル」と意義を強調する姿勢をしめした。対策の「3分野」とは、1)「復興・防災対策」、2)「成長による富の創出」、3)暮らしの安心・地域の活性化である。そして実情は、従来型の予算要求項目が、多数ちりばめられていると言う物である。

此れでは、今迄自民党政権下で遣って来た半世紀以上の間に作った多額の国債赤字に更なる積み増しを重ね挙げる行為を踏襲するだけの物であります。

自民党が作った1000兆円以上の赤字国債を、その尻拭いの為に「新規国債発行」の上限を44兆円に決めたのであるが、自民党に政権が変わるや、簡単に破られる事になる。そして、その裏付け対策も全く示されず、昨日「維新の会の橋下氏」との会談で協力を要請している。

維新の会は、国の「統治機構の改革」を提唱して、選挙戦を遣っただけに、その機構改革が示される事を、前提として賛成をしましょうということで、国民に取っても当たり前の事では無いかと思われる。

その点を、一向に触れられず、更に多額の国債を発行して、遣ろうとすることは、その裏付けとなる、政策を明らかにしなければ、賛成を得られない事は当然の事であります。その政策が、納得するものであれば、今、株価も上昇し、円レートも下がっている絶好の機会で期待も膨らむが、今迄の踏襲で、金額が大きくなっただけであれば、返って逆行するもので有ります。

安倍氏は、7月の参議員選を睨んで、兎も角も経済効果の安定を国民に示したいと思っている様だが、其の為に国の財政を全く考えない行為であれば、悪化の上乗せに成るだけで、決して良い成果とは言えません。

この際は全国民の意見を謙虚に受け止め、中央官僚の独裁体制にメスをいれ、地方の自治を尊重する効率の良い政治を実行する事を、先頭に立って実行して貰いたい。それが出来る事を期待して、安倍さんを応援した選挙であったとおもうのだが・・・。
(えびなたろう)