きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

自民党執行部の顔触れ

2012-09-30 09:27:24 | Weblog
自民党執行部の顔触れ        (2012.09.30.)

総裁に決まった安倍氏は早速執行部の人選に着手したが、その内容には全く期待外れで、少々ガッカリさせられる人事である。

総裁選で、党員の過半数の支持を得ていた石破氏は、国会議員票の合計で過半数が得られず2位となり、決戦投票では、国会議員の票のみで遣って、結果は逆転し、安倍氏の当選が決まったのである。その点から見ても、党員の意向と、国会議員の意向とでは明確に差が有る事が読み取れる。選挙のやり方が、国会議員票を主体に考えるやり方だから、ルールに従って止むを得ない面もあるが、自民党の体質を表した結果になった。

安倍氏は、善戦した石破氏との強調態勢を示す意味から幹事長に抜擢した人事は当然の事と思うが、副総裁に高村正彦元外相、幹事長代理に菅義偉元総務省、政務調査会長に甘利明氏等々前回同様「お友達内閣」と揶揄されたメンバーたちである。

そして、「政権奪回に向けた協力布陣」であると自画自賛している。
私は、安倍氏を救国のリーダーとして、わざわざ、首相経験者で有る事も期待感の内に入れて、推薦していたが、執行部メンバーを見る限り、少しガッカリさせられた。
役員の殆どが、「世襲議員」で顔触れにも新鮮味が無く、これでは旧自民党への戻った感が強いと思われる人事だ。

安倍氏は、総裁に成った途端に、民主党への批判が多く、協調する姿勢が少しも見えない、そして、具体的な政策を語る事もしない所は、私の期待外れだったかも知れない。
まだ総裁に成ったばかりだから、今から批判するのも避けたいとは思うが、どぅも本人はその気になって居ない様で、ガッカリさせられる所である。

せめて、石破幹事長に期待したいと思っている。
(えびなたろう)