きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

政党壊し屋の本領発揮

2012-06-22 10:48:38 | Weblog
政党壊し屋の本領発揮       (012.06.22.)

民主党の小沢一郎氏は、昨日、税と社会保障の一体改革関連法案に反対する事を輿石幹事長に伝え、小沢グループは離党と新党結成を視野に入れた行動をする事を宣言した。
同じ民主党内に、一党員として、自分では「一平卒」と言っているが、グループを纏めて反対し、離党・新党結成も辞さないと言う事である。

野田総理に党内選挙で決定した時「これで“ノーサイド”にしましょう」と宣言し、「挙党一致」の堅い握手を交わして発足した、しかし、その後も小沢氏は党規則違反や、政治献金問題等で起訴され「党員資格停止」の処分まで受けたが、先日の1審判決で「無罪」となった事で、党員資格停止が解かれ、途端に自派グールプの勢力を強め「野田総理の政治生命を賭けての消費税増税」に反対し、折角3党で合意した党の方針に反した行動を党分裂を覚悟の上で行動すると宣言したのである

小沢氏は自民党を出て、新生党、新進党、自由党、民主党と政党を作っては壊して来た人物である。一名「壊し屋」とも呼ばれている。彼の政治哲学は自民党時代に田中角栄や金丸信氏から受けた教育に徹し、「政治は数なり」「数は力なり」「力は金である」と言う考え方である。従って、彼の周りには常に金に絡んだ疑惑が多く、「政治と金」の疑惑の元祖とも言われている。
今回の政治献金疑惑も陸山会の土地購入疑惑に4億円の金が絡み、その金が何処から出たのか、と言う疑惑は、1審判決で無罪となっても、指定弁護士からの「控訴」によって再び被疑者として扱われている。兎も角、政治の裏街道には精通しており、なかなか御し難い人物である。

それだけに、クリーンな政治を売り物にする民主党にはそぐわない人物であります。更に、民主党内には、「日教組と言う国を国とも思わない、国歌も国旗も掲げられない集団が後押ししている」と言う政党で、国の政治を任せられ得る政党ではありません。それも政権を執ってから、日教組が入っている事が、表面に出てきたため、一般国民が考えていたクリーンな政党ではない事が判明したのである。
従って、民主党内には、相反する複数の政治家が集まった集団で、政治哲学も異なっている、雑居の集団で、此れでは、何も決まらない、決められない政党であるのも当然であると思う。

この際一刻も早く解散総選挙によって、思想、信条を鮮明にした、政党が出来る事を望みます。今の政党は金に釣られた、利害集団で、政治集団ではありません、だからマニフェストも国民を欺く看板以外の何物でもないのです。
(えびなたろう)