きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

税制改革論議とは

2008-05-27 11:22:14 | Weblog
税制改革論議とは    (008.05.27.)

今朝の毎日新聞で、自民党の税制改革論議の記事が出ていた。将来消費税の増税を狙っての論議であるが。其の中で、伊吹幹事長の発言は、「年貢が追いつかない場合、今の時代の殿様である国民が年貢を増やすのは当たり前だ」と言っている。

国民を「殿様」と持ち上げてくれるのは良いが、其の殿様が、リストラで首を切られ、稼ぎも少なく、増税と、物価高で、生活に窮状を訴えているのが現状だ。

国民の側から見れば、むしろ「殿様」は官僚と議員さん達ではないでしょうか。給料もボーナスもチャント貰い、絶対に首切りは無く、立派な官舎に安い家賃で入れてもらい、優雅に暮らしている、そして退職後も天下り先を国が面倒を見てくれると言うから、将に今の日本の殿様は、官僚と議員さんではないでしょうか。

従って、年貢が足りないと言うのなら、先ず、国民生活の現状がどうなっているのか、官僚の無駄使いや、無駄な公共投資や、必要の無い補助金等々を無くす事をまず考えるべきでは無いでしょうか。

そのために、今までにも、色んな改革論議を尽くし、無くしても良い特殊法人や天下り法人が沢山あり、300兆円言う特別会計の見直し等々、ヤル気で改革すれば宝の山は幾らでもある筈である。
その点をクリヤーにしてから、なお不足する場合は、増税も止むを得ないことだと思います。

後期高齢者医療保険の分離制度も官僚は、取れると思う弱い所からは、情け容赦なく年金から天引きすると言う、血も涙もない処遇に、何が殿様か! 人をバカにした言い方には怒り心頭にくるのも当たり前である。
(えびなたろう)