きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

ミャンマーの軍政より始末の悪い自民党内閣

2008-05-12 11:26:30 | Weblog
ミャンマーの軍政より始末の悪い自民党内閣    (008.05.12.)

ミャンマーの軍事政権も台風被害で国内が危機的状態になっていても全く感知せず国軍の面子を保つ為だけに救援要員の入国を拒否し続けれ居る。

日本に於いても福田政権は、国民からの支持率が18%で危機的常態にありながら、全く感知せず、解散総選挙も遣らずに政権にしがみ付いている姿は、良く似ているのではないでしょうか。

日本の場合の災いは台風ではなく、自民党が半世紀以上続いた政権与党として作り上げた官僚との癒着関係で、国家の財政を自党の利権構造のなかで、自由気ままに使い振舞ってきた事である。

その根源を成すものは、他国では見られない特別会計と言う国民から集めた税金で其の金額は200兆とも300兆とも言われている。また、日銀・財務を中心にした、隠し金(埋蔵金)は国民の知らないところで、○○兆円あると言われている。

国の国家運営に使われる正規の予算は一般財源といわれ、約80兆円だから特別会計の金は其の3倍以上にも及ぶ大金である。しかも其の使われ方は、議会の承認も何もいらない国会議員と言えどもアンタッチャブルで、内部情報は隠されているから、野党は全くのツンボ桟敷に置かれている。

これ等の事が、昨年の参議院の選挙で、野党が勝利を収めたことから、「ねじれ国会」となり今まで与党だけの隠された事が次第に明るみに出てきたのである。
其の実態は、次々と出てくる税金の無駄使いや、特殊法人と言う天下りや官僚利権の為のトンネル会社、更には政党利権に結びついた補助金制度等々である。

今回、国土交通省だけでも、ガソリン税問題、道路特定財源問題で目下国内は大騒ぎになっている。国民はアンケート調査で、これ等の財源を、すべて特別別会計を無くして、一般財源化することを望んでいるのです。

福田内閣は、これ等国民の望んでいる事を行なわず、反対に暫定税率を再び元に戻して増税し、更に参議院では否決される「道路整備財源特例法案」を衆議院の3分の2勢力をつかって再可決しようとしている。

一般財源化は来年度からすると言っているが、一方行政改革には消極的態度を示していることから、言っている事はとても信用できない、族議員の操り人形でしかないと思われる。国民はこの様な行動にハッキリと「ノー」の表明をしているのです。

それでも、「絶対に解散はしません」と頑張っているからミャンマーの軍政より始末の悪い常態ではないでしょうか。
(えびなたろう)