きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

ミヤンマー救援は日本が

2008-05-11 11:59:27 | Weblog
ミヤンマー救援は日本が     (008.05.11.)

今回のミャンマーを襲ったサイクロン「ナルギス」による災害は、日に日に被害の拡大が報じられており、緊急の援助が求められているが、ミャンマー政府は援助物資は受け入れるが、支援活動人員に付いては拒否を続けている。従って救助活動には、専ら政府軍が全力を挙げて、受け入れた援助物資を各被災地に分配している様である。

ミャンマー政府は外国からの人間の入国を極端に嫌っているのは、自分達の活動が非人道的だと言う国際的な非難を最も嫌っており、100%の救援活動が出来なくとも軍事政権が非難される事の方を防止する事により拒否反応を示している様に思われる。
だから、受け入れ要員の支援に対して、欧米諸国からの非難は、非難の声が強ければ強いほどかたくなに拒否反応を示す様相を示している。

軍事政権はむしろ中国やASEAN諸国に対しては、余り拒否反応を示していないから、日本からの積極的な応援は受け入れやすいのではないかと思われる。

政府の最高幹部であるタンシュエ議長は新憲法による軍の権限を固め、来るべき民生移管後の大統領を狙っているだけに、丁度今、行なわれる国民投票に掛ける思いも強く、威信に掛けても投票実施を強行しようとしているわけである。

だから、ミャンマーに影響力を持つ中国も欧米から援助要員受け入れ推進を頼まれても「軍政府の立場を尊重する」との立場を崩していない。

日本は、ASEANの一員として強い影響力を持っているから、この際、アジアに於ける日本の立場を強調する意味からも先頭に立った救援活動を実施するべきではないかと思います。
(えびなたろう)