NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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<7月の鑑賞予定映画>

「フェラーリ」「キングダム 大将軍の帰還」「メイ・ディセンバー ゆれる真実」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」

「ナポレオン」

2023年12月10日 | 洋画

~英雄か、悪魔か~

2023年  アメリカ/イギリス映画  (2023.12.01公開)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間:158分
監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・スカルパ
衣装デザイン:ジャンティ・イェーツ/デイヴ・クロスマン
音楽:マーティン・フィップス
出演:ホアキン・フェニックス/ヴァネッサ・カービー/タハール・ラヒム
   ベン・マイルズ/リュディヴィーヌ・サニエ/ジョン・ホリングワース
   ユーセフ・カーコア/フィル・コーンウェル/ルパート・エヴェレット
   ポール・リス/キャサリン・ウォーカー/マーク・ボナー/サム・クレイン

<見どころ>
『グラディエーター』のリドリー・スコット監督とホアキン・フェニックスが
同作以来再び組み、フランスの皇帝ナポレオンの生涯に迫る歴史ドラマ。
フランス革命後の混乱が続く国内で、彼がいかにして皇帝の座へと上り詰めた
のかを、妻・ジョゼフィーヌとの関係も交えて映し出す。『私というパズル』
などのヴァネッサ・カービー、『あさがくるまえに』などのタハール・ラヒムらが
キャストに名を連ねる。『ゲティ家の身代金』でもスコット監督と組んだ
デヴィッド・スカルパが脚本を担当する

<ストーリー>
1789年、自由と平等を求めた市民らによってフランス革命が起こり、絶対王政が
崩壊する。フランス国内が大きく揺れ動く中、軍人ナポレオン(ホアキン・
フェニックス)は目覚ましい活躍を見せ、皇帝へと上り詰めていくが、妻の
ジョゼフィーヌ(ヴァネッサ・カービー)との関係はもつれたままだった。
その一方でナポレオンは軍を率いて次々と戦争を繰り返し、ヨーロッパ大陸を
手中に収めていく。

<感想>
ナポレオンについては、伝記や池田理代子さんの漫画で予備知識があったので
よかったが、フランス革命からセントヘレナ流島までサクサク話が進むので
事前学習は必須でしょう。


冒頭、いきなりのアントワネットの処刑シーンは、かなりリアルで
そこに自分もいるかのような臨場感がありました。
でも、史実ではアントワネットは処刑前に髪の毛バッサリ切られて
しまうんですけどそこはなかったな~。
衣装も、特に戴冠式でのシーンは絵画からそのまま出てきたような
絢爛豪華な衣装でため息が出るほど。
また、戦闘シーンも有名な「アウステルリッツの戦い」や
「ワーテルローの戦い」などが、エキストラの数が膨大で迫力満点。

話は少しそれますが、イギリスの音楽家アンダーソンが作曲したピアノ曲
「ウォータールーの戦い」があるのですが、これはワーテルローの戦いで
イギリスが勝利した視点で描いた曲であります。この曲のおもしろいところは
曲中に戦闘シーンの注釈が書かれていることです。
「イギリス軍騎士兵がフランス軍攻撃のために前進」なんて具体的な
書き方もしてあるので、興味ある方は聞いてみてください


ホアキン・フェニックスは、ナポレオンのイメージに合っているが
やはり若かりし頃から演じるのは無理でしょう(ーー;)
年上のジョゼフィーヌなのに、ホアキンの風貌ではちっとも歳の差夫婦に
見えないのよ。せめて若い年代の時は、若手俳優を起用してほしかったな・・・。

戦争で300万人の犠牲者を出し、皇帝になったナポレオンですが
税制改革をはじめ、教育やフランス民法典を定めるなど政治的功績も
大きかったと感じました。

戦闘シーンは見事でしたが、ナポレオンの戦いの流れからみると
トラファルガー海戦・スペイン遠征などが抜けているのが残念。

戦いで名声をあげてきた人物ですから、映画で一気にというよりは
ドラマでじっくりやった方がよかったようにも感じました。
ナポレオンを知る初心者向けとして観るのにはいい作品だと思います。

点数:6点/10

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「クレイジークルーズ」

2023年12月06日 | 邦画

~エーゲ海に向かう豪華クルーズ船で不可解な殺人事件が起きる~

第76回カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞
2023年  日本映画  (2023.11.16配信開始)
Netflix配信映画
上映時間:125分
監督:瀧悠輔
脚本:坂本裕二
美術:花谷秀文
音楽:村松崇継
出演:吉沢亮/宮崎あおい/吉田羊/菊地凛子/永山絢斗/泉澤祐希/蒔田彩珠
   岡山天音/松井愛莉/近藤芳正/宮崎吐夢/岡部ひろし/潤浩/真島秀和
   三石研/長谷川初範/高岡早紀/安田顕

<見どころ>
吉沢亮と宮崎あおいが主演を務めたミステリーコメディー。エーゲ海に向かう
豪華クルーズ船を舞台に、乗客の要望に応えるバトラーと、ある目的のために
乗り込んできた女性が船上で起きた殺人事件を追う。『怪物』などの坂元裕二が
脚本、坂元の脚本によるドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で演出を務めた
瀧悠輔が監督を担当。共演には吉田羊、菊地凛子のほか、永山絢斗、泉澤祐希、
高岡早紀、安田顕らが名を連ねる。

<ストーリー>
冲方優(吉沢亮)がバトラーとして働く豪華クルーズ船が、42日間のエーゲ海
ツアーに出航する。出航直前、慌ただしく船に乗り込んできた女性・盤若千弦
(宮崎あおい)は優に向かって、彼の恋人と自分の交際相手が密かに会って
いることを告げる。海の上ではなすすべもなく、そのことを嘆いていた二人
だったが、船内のプールで殺人事件が発生。不遇を悲しみ合う優と千弦は、
目の前で起きた事件について独自に調査に乗り出す。

<感想>
坂本裕二さんが脚本ということで鑑賞。最近、配信映画多いですねぇ。


坂本裕二さんらしい会話劇。ミステリー&恋愛要素盛り込んでいるが
中途半端な印象。キャストが豪華なだけにもったいない。


内容的には、2時間ドラマ的な感じなので、ながら見でふつーに楽しめる
映画でした。映画館で見るほどじゃないので、配信で正解かも。

宮崎あおいさんの衣装が素敵だったので、ファンは必見だと思います。

点数:6点/10

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「正欲」

2023年12月03日 | 邦画

~観る前の自分には戻れない~

2023年  日本映画  (2023.11.10公開)
配給:ビターズ・エンド  上映時間:134分
監督:岸義幸
原作:朝井リョウ
脚本:湊岳彦
音楽:岩代太郎
主題歌:Vaundy  「呼吸のように」
出演:稲垣吾郎/新垣結衣/磯村勇斗/佐藤寛太/東野絢香/山田真歩
   宇野祥平/渡辺大知/徳永えり/岩瀬亮/坂東希/山本浩司

<見どころ>
『桐島、部活やめるってよ』の原作などで知られる朝井リョウの柴田錬三郎賞
受賞作を映画化。息子が不登校になった検察官、ある秘密を抱えた販売員、
心を閉ざして生活する大学生など、一見無関係な人々の人生が、ある事件を
きっかけに交差し始める。『あゝ、荒野』シリーズなどの岸善幸が監督、
同じく港岳彦が脚本を担当。『窓辺にて』などの稲垣吾郎、『くちびるに歌を』
などの新垣結衣、『ビリーバーズ』などの磯村勇斗、『軍艦少年』などの
佐藤寛太らが出演する。

<ストーリー>
不登校になった息子が世間から隔絶されることを心配する検察官・寺井啓喜
(稲垣吾郎)。ある秘密を抱え、世間との関わりを断つように生きる販売員・
桐生夏月(新垣結衣)。彼女の中学時代の同級生で、夏月の誰にも言えない
秘密を共有している佐々木佳道(磯村勇斗)。容姿に恵まれ華やかな大学生活を
送っているように見えながら、他人との交流を避ける諸橋大也(佐藤寛太)。
彼と同じ大学に通い、学園祭実行委員を務める神戸八重子(東野絢香)。
一見何の接点もないように見えるそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに
重なり始める。

<感想>
朝井リョウの作品は観ていてしんどい印象が多いのですが、今回も
なかなかしんどかったです。


昔に比べると、マイノリティやLGBTの理解度は少しましになってきているように
感じるけど、実際はまだまだ稲垣吾郎演じる検察官や夏月の同僚の妊婦の
ような考え方の人間が大半だと思う。
現に私も、同じようなこと実際に言われたもんな・・・。


娘が原作を読んでいて、「この役をガッキーが演じるのを知った時、
え?っと思ったが、ラストシーンを読むとこの役がガッキーになったの
理解できる」と話していたことが、私も映画を観て同じように感じました。

見ていてしんどかったが、伝えたい内容を詰め込み過ぎてる感があって
散漫な印象に見えたのが少し残念。
ラスト、ガッキーがつぶやくセリフがこの物語のすべてを語っていたと思います。

点数:7点/10

コメント (2)
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