~【恐怖】は、ウィルスより早く感染する~
2011年 アメリカ映画 (11.11.12公開)
配給:ワーナーブラザーズ 上映時間:106分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:スコット・Z・バーンズ
音楽:クリフ・マルチネス
出演:マット・デイモン/グウィネス・パルトロー/マリオン・コティヤール/ジュード・ロウ
ローレンス・フィッシュバーグ/ケイト・ウィンスレット
<見どころ>
『オーシャンズ』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ監督が、地球全体を恐怖に陥れるウィルスの
恐怖を豪華俳優陣で描くサスペンス大作。接触によって感染する強力な新種のウイルスが
世界各地に拡大していく中で、社会が混乱し人々が異常なパニック状態に陥っていく様子を映し出す。
キャストには、マリオン・コティヤールやマット・デイモン、ケイト・ウィンスレットなど実力派スターが集結。
ソダーバーグ監督だけに、一筋縄ではいかないパニック・ムービーに仕上がっている。
<ストーリー>
ミッチ(マット・デイモン)の妻・ベス(グウィネス・パルトロー)は、香港への出張後にシカゴで元恋人と
密会していたが、せきと熱の症状が出始める。
同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。
フリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、伝染病ではないかと考え始め……。
<感想>
CONTAGION=接触感染、伝染病の意
主要キャスト6人が大物ばかりのこの映画。
新種のウイルスの恐怖を扱ったお話ですが、これを見ていると"SARS"や"鳥インフルエンザ"
"新型インフルエンザ"を思い出します。あの時も、空港でのチェックとか凄かったですよね。
でも細菌はなんなくすり抜けて、あっという間に新型インフルエンザは広まったし・・・。
だから映画を観ていて、怖いというより不気味さを感じました。
見えない敵ほど怖いものはないかも?
細菌もそうだし、現在進行形にある"放射能"も、見えないから過剰反応になるんですよね。
ウィルスの怖さも描いていますが、同時に情報の危うさも描いているように感じました。
主要キャストが、これだけ大物を揃えているのに、話の展開は至って淡々と進みます。
パニックを煽るような内容ではなく、致死率25%という現実的な数値、抗体ができたり
ワクチンを生産していく過程などが描かれているので、パニック映画というよりは
シュミレーション映画の印象を受けました。
映画の冒頭で「2日目」と出ていましたが、細菌が広がる日数のことを表してたんですね。
新型インフルエンザの時も、空港が厳戒態勢とられていましたが、世界的なパンデミックに
なる一つの点は、空港なんだな~というのがよくわかります。だから余計に不気味。
主要キャラ6人もそれぞれ目立ってましたが、個人的に印象残ったのが、
ワクチン開発者・アリーを演じたジェニファー・イーリー。
キャメロンをこの役に持ってってもよかったんじゃないのかな?なんて思いました。
だって、キャメロン冒頭早々で亡くなるし・・・・回想シーンばっかりの出演だし・・・。
最後に、感染最初の「1日目」が出て、冒頭の流れがわかる仕組みになっていますが
このあたりは、好みが分かれるところでしょうか?
私個人は、効果的で良かったと思います。
パニック映画を希望してた人には、地味な印象に映ると思いますが、「放射能」問題で
ウィルスとは別の見えない敵に怯えている私たちにとっては、見ておいていいのではないかと
思う映画でもありました。
「情報」におどらされないで見極めよう・・・・・・と、思いました、ハイ。
そうそう、マリオンは、あの後どうなったんでしょ?
点数:8点 (10点満点)
あの時はワクチン打ったのに、結局なっちゃって
ワクチンと治療代のW出費に泣いたものです・・・
「情報」に踊らせれないようにしなくちゃって思うよね。
でも、おたおたしちゃうんだろうなぁ・・・
手洗い(と、うがい)が大事だと改めて思ったわ
マリオンはあの場所に向かったんでしょうねー
どうすることも出来ないでしょうけど、向かわずにはいられない?
あの時も空港をはじめ、マスクとかが飛ぶように売れていたよねーー;
>手洗い(と、うがい)が大事だと改めて思ったわ
まさに。
その意味が、映画の最後の最後でわかるんだよね。
「握手」の意味が・・・(恐)
マリオンは、あの場所に戻ったというのはわkるけれど
あの後どうなったのかな?
ワクチンとかが実は・・と知ってその後どうしたんだろ?
エンドロールでちょっと映してほしかったな~。