<11月の鑑賞予定映画>
17日(水)は、モモの歯石とりでした。
前回の健診で「歯石がかなりたまっている」と診断。
暴れるのを考慮して、麻酔かけての処置と相成りました。
この日行く車の中では、更に響くモモの切ない鳴き声。
分かるんですかね?
せつない、というより悲壮感漂う鳴き方でした。
待っている間も、まぁせわしい・うるさい・落ち着きが無い。
なだめるのにどれだけ苦労したか。
診察台に乗っけても、体がブルブル震えっぱなし。
「では、よろしくお願いします」
そう言って診察室から出ようとしたら、モモは半べそ状態。
今から考えると全部それは予兆だったのでしょうか?
夕方、動物病院から電話が。
「モモちゃんが危ないんです」
血が逆流!
「麻酔から目が覚めないんです。
麻酔によるアナフィラキシーショックを起こしたようで
血圧&心拍数が低下。このままだと植物犬になる恐れが出てきました」
先生の説明にわかに理解できず。
すぐにでも行きたいが、仕事の真っ最中!
「17時に終わるので、それから伺います」
そう言って受話器を置きましたが、心臓の鼓動は早いまま。
思わず仏壇に手をあわせ
「モモ、かならず目を覚ませ!もどってこい!」
と祈ってから仕事につきました。
17時過ぎに病院に到着。
モモは・・・・・・目が覚めていました!
私を見ると寝ていたのに、一生懸命起きようとするんです。
まだフラフラなのに。
体には点滴のチューブ・心拍数を計るチューブなどがつながれ
顔はまだ少し腫れ、焦点の定まらない目をして私を見つめていました。
「峠は越えましたが、まだしっかり立てない状態です。
尿の色もまだ悪いので、今日1日病院で様子を見ます」とのこと。
モモは一度麻酔の経験があります。(避妊手術の時)
その時はなんともなかったのですが、5年の間に体質が変わったようです。
「アナフィラキシー体質の犬は、非常に珍しいです。
モモちゃんも特異体質なので、これから注意深く見ていかなくては」
院長先生からこういわれてしまいました。
診察室を去る時、モモは悲しそうな顔で私を見ていました。
そんなモモを見ながら、後ろ髪引かれる思いで帰宅しました。
だけど人間、気が動転している時って、案外泣けないものですね。
泣くとモモが不安になると本能的に思ったのかな?私。
泣けなかったんです、本当は悲しいのに。
元気いっぱいのモモを確認した時に、初めて泣いちゃうかもしれません。
この日家の中は、どこかがらんとしていました。
普段、転がっているだけなのに、やはりモモも存在はあったんですね。
「モモがいないとつまんないよぉ~」 そう言いながら寝た子供達。
今日帰ってくるからね! 元気になってるといいなぁ・・・。
薬物アレルギーは人事ではない、と痛感した1日でした。
皆様、モモが無事帰ってこれるよう祈ってください。