青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

続・ベニシジミ物語 12【2007.7.5 雲南百花嶺】

2011-03-26 11:30:21 | チョウ



雲南高黎貢山百花嶺②「地図」



↑明日以降、この山々に向かうことになります。宿の主人が見せてくれた様々な写真によると、野生アジサイの咲いているのは標高2500m前後。ということは、今回は無理して稜線まで行くことは無いのですが。






↑僕の持ってきた地図を、だいたいこの辺りだと思って写してみました。実は、今回訪れた「百花嶺」は、この地図のすぐ下に当たります。騰沖側で言えば、桜花谷(ここの天然温泉は断崖絶壁の原生林の中、これまでに訪れた日本や台湾を含む温泉の中でも、ナンバー1に押しても良いほどの秘湯で、周辺に簡素なログハウスの宿泊施設があります、2004年夏に探訪、「深夜のログハウスから望む月明かりの高黎貢山」の写真を、以前の「あや子版」にアップしたことがあるような気がします)との中ほどの、曲石の村の東側です。ちなみに界頭郷も、何年か前(確か同じ2004年)の春に泊まったことのある村。そこから菜の花畑越しに仰いだ高黎貢山の夕景や、集落越しの夜明けの稜線の写真も、以前「あや子版」にアップしたように覚えているのですが(どれも記憶違いかな?)。






↑こちらは、茶室の壁に貼られていた地図。怒江(サルウイン河)河岸から、標高にして300~400mほど登った当たりだと思われます。海抜1600~1700m付近でしょうか。






↑稜線を越えて、騰沖側(イラワジ河支流の龍川江流域)の集落・曲石郷に山道が続いています。どうやらこの山道は、ミャンマーやアッサムと雲南を結ぶ、いにしえの「旧街道」の遺跡として、知る人ぞ知る道のようです。現在は、ほとんど踏み後程度のトレールで、周囲は深い森に囲まれていますが、以前はもっと開けていたのかも知れません。地図の南北の緑色に示された「核心区」こそ、多様な生物が息づく、真の原生林なのでしょう。以前、龍川江桜花谷の天然温泉に泊まった時、山のガイドをしているという地元の少年が訪ねてきたことがあります。彼の言うに、僕と一緒なら、(テントや食料持参で)山頂稜線まで行くことが出来る、次回来た時にはぜひ一緒に行こう、と。彼の帰った後で、温泉の管理をしている少女たちに、絶対彼と一緒に行っちゃだめよ!少数民族の悪童なんだから、たしなまれたことを思い出しました。そういえば、彼曰く、行くのなら、秋遅くか早春、夏の間はクマや大蛇がいてとても危険、とアドバイスされたことも、たった今、思いだした。今回(2007年)、一人で山の中を歩き回っていたのは、考えて見れば物騒な話だったのかも知れません。ちなみに、雲南の人々からは、よく「高黎貢山は老虎が出るから恐ろしい!」と、(たぶん冗談半分に)忠告されることがあります。一応、この地域でのベンガルトラは、50年余り前に絶滅している、と聞いているのですが。





↑やはり壁に貼ってあった、別の地図。右方が怒江(サルウイン河)流域、左方が龍川江(イラワジ河支流)流域。






↑下縁中央が宿舎のある集落。明日は、中央上半の大瀑布に至る周回道を辿ってみることにしましょう。下縁の山道を左へ、稜線に向かって登るのは、明後日に。









↑稜線上の「公房」までは約20㎞、往復出来ない距離ではないけれど、、、。今回はアジサイ探索が目的なので、無理するのは止めて、適当な所で引き返すべきでしょう(結局、中間地点の「永定橋」というところまで行ってきました)。稜線には、↑次回改めて「公房」泊まり込みで。アオミドリフチベニシジミとフカミドリフチベニシジミを撮影した山間の草地は、「旧街子」の辺り。







↑稜線から龍川江側の曲石郷へは、こちらからよりずっと距離が短いようです(リフトらしきものが描かれているけれど、一体何?)。次回は横断にチャレンジしなくては。






↑地図を写していたら、夜の灯りに、タイワンヒグラシに似た(そのもの?)大型のセミが飛び込んできました。幸先良し!







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2006.11.6 屋久島モッチョム岳 アズキヒメリンドウ 12

2011-03-26 11:27:03 | 屋久島 奄美 沖縄 八重山 その他



(第12回)万代杉



山頂までのほぼ中間地点(標高600m付近)に鎮座する「万代杉」。屋久島産の自生スギの生育地としては、かなり低い標高です。





縄文杉や大王杉に引けを取らない貫禄。























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