へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

「私は・・・・・・と理解しております」

2009年08月15日 04時10分57秒 | Weblog
民主党の鳩山代表がよく口にする言葉だが、「意見には個人差がある」と言うように、同じ問題でも人が違えば考えも違うのだが、選挙に勝って次期政権を担おうとしている党の党首が軽はずみに口にして良い言葉であろうか?。
一人の人が「一個人として発言する」のであれば許されるかもしれないが、野党第一党の党首として発言するにはいささか無責任ではないだろうか・・・・。
同じ発言であっても「悲観的な考え」であれば「社会に警鐘を鳴らす」と言う意味で役に立つであろうが、「余りにも楽観的な考え」ばかり並べていて、問題が起きたときにどのように責任を取るというのだろうか・・・・。
自民党ばかりか、私の周りにいる人たちの中にも「財源をどうするのだ」と言う人も多く、「誇大広告」となんら変わらないと思うのだが・・・・。
昔からよく言われている言葉に「上手い話には気をつけろ」と言う言葉があるが、今の民主党のマニュフェストは正に「上手い話の典型」ではないだろうか。
「○○を無料で差し上げます」、と誘っておいて、「後で高額の商品を売りつける」と言う悪徳商法にも似ているのだが・・・・。
「無駄を無くして」と言う事も、単純に考えれば良い事のように思えるのだが、「無駄には無駄なりの効能がある」と言う事にも注意しなくてはいけないだろう。
私個人としては「無駄を無くす」と言う事に賛成ではあるが、その結果として「景気が悪化すると言う事以外にも二次的な問題が起きる」と言うことは覚悟しなくてはならないだろう。
7月30日のブログ「予想外のしっぺ返し」を読んでいただければわかると思うのだが、民主党が言うところの「無駄」は、「稲穂を食い荒らすスズメ」と似たようなもので、無駄を無くした結果起きる「二次的な悪影響」と言う事も覚悟しなくてはいけないだろう。
しかしながら非常に困った問題がある。
スズメの場合は翌年(直ぐに)には結果が出るので「因果関係」も明確であるが、この場合「悪い結果が出るまでには時間がかかる」と言う事で「実施した責任者の責任がぼやけてしまう」のである。
このことを良くあらわしているのが、小泉元総理による「郵政の民営化」で、本当の結果が出る前に「民営化した当の本人」はいなくなってしまうのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする