重い腰を上げて、ようやく今年の初戦を迎えた。
何しろ、痛み止めの注射と飲み薬が無ければ一日を過ごせないのだから、
釣りに行こうという気力が湧いて来ず、半ば強制的に車の座席に身を捩じらせての釣行だ。
肉体的には辛いが、塞いだ気持ちを変える為には多少の無理も必要だろう。
最初に入ったポイント
そろそろ雪解けでも入って、ちょっとは水も多いだろうと思っていたのだが、水は少なかった。
ほぼ平水、いや、それよりも少ないだろうか。
正直、まだこの時期の千曲本流には期待していない。
1匹でも顔が拝めれば良し、そんな思いでの釣行だったが、展開は意外な方向へと向かった。
最初のポイントで、10分ほど釣ってすぐにアタリが出た。
「おっ、反応があるじゃん」
そして、7寸ほどのアマゴがタモに飛び込んだ。
「小さいけど、まあ今のレギュラーサイズかな」
そして立て続けに同サイズを1匹追加。
幸先の良い出だしだが、何故かその場所での釣りに力が入らない。
気になる場所が、もう一か所、頭の中をチラついて仕方が無いのだ。
すぐにその場を上がり、何かに導かれるように入った次のポイントで、春の爆釣劇が始まった。
そのポイントとは、いつもならば他のポイントに向かう途中、軽く2~3投して通り過ぎるだけの所で、
ほぼ素通りして行くことが多いのだが・・・。
今日は何故か気になって気になってしょうがない。
結果は直ぐに出た。
1投目からアマゴ(これも7寸ほど)、そして2投目。
ガンガンの白泡の中に、目印がストーンと一気に入った。
なかなかの引きを見せるが、すぐにイワナだと直感。
これが尺ちょうど。
同じポイントで2投連続で釣れてくれたから、もう無理かな?と思ったのだが、次から次へとアタリが出る。
尺イワナの後、アマゴ、ヤマメと気持ちよく釣れてくれる。
そして・・・。
次のアタリで重々しい衝撃が手に伝わった。
底へ底へ、そして今度は白泡の激流へ。
何度かの攻防の末、タモに横たわったのは35センチのイワナだった。
パンパンに太り、姿形も色も、そして鰭も完璧だ。
今年の初釣行で、こんなベストコンディションの魚が釣れてくれれば何も言うことはなかろう。
場を荒らしたかとも思ったが、まだアタリが続くぜぃ~!
「絶好調」 心の中で、そう叫ぶ。
こんなことがあるのだから、釣りは止められない。
釣れない時もある(釣れない時の方が多いが)、釣れる時もある。
だから試行錯誤を続ける。
それが面白くてしょうがないのだ。
今日の最後に釣ったのが、このアマゴ
ヤマメ、アマゴもサイズが上がってきた。
だが、もういい。
背中から腰、足の痛みも酷くなってきた。
この魚を釣って、すぐに竿を納めた。
今日も短時間釣行。
昼前には自宅に戻って病院に直行した。
肉体的には辛かったが、気分は上々。
最高の開幕戦を迎えることが出来た。
竿 スーパーゲームライトスペック80-85
ハイパードリフトサツキ75
道糸 0.5号
ハリス 0.5号
針 がまかつ くわせやまめ半スレ6.5号
ガン玉 3号~3B
餌 ミミズ(レギュラーサイズ) 黒川虫
釣果(21センチ以上だけカウント)
ヤマメ、アマゴ 21~25センチ 9匹
イワナ 30センチ 35センチ
今日放してきた魚が、また梅雨時には大きくなって釣れてくれるだろう・・・。
などと考えながら車に戻る途中、対岸に投網を打つオッサンが!!
ハヤの瀬付漁でもないのに、投網は禁漁の筈じゃ?
最後に気分を害してしまった!!
良い型のイワナ出ましたねすばらしい!
自分もgonzoさんにならってそろそろ釣行したいと思います。
初釣行はたぶん利根漁協管内の予定ですがまだ厳しい条件かも知れませんね…
gonzoさんの久しぶりの碓氷川釣行も気になりますのでその時は是非ともブログでよろしくお願いします!
それにしてもこの時期の千曲川での投網は考えものですね…
釣り師からするとひどい…
お身体は無理なさらず身体と相談しながら良い釣行をそして良い魚との再会を!
利根漁協管内も、そろそろ魚が動き出しますかね。
僕も年券を受けているのですが、今の体調では行く気になるかどうか分かりません。
碓氷川の現状は、酷い渇水状態と言ってもいいくらい水がありません。
一雨、二雨降った後の5月、6月には尺上が出るはずですが。
粘れる体に戻ってくれれば、もっと頑張れるのですが、
今年も多分、短時間釣行が続くと思います。
利根釣行、頑張って楽しんできてください。