陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

千曲川第2戦  想定外 そして悔しさに泣く

2012-04-27 16:39:00 | 釣行記 千曲川編

通常勤務のGWを目前にして、今週2回目の千曲川へ。

 

想定外その一    冷たい雨と朝の寒さ

想定外その二    釣行前の予想とは違った、アタリの少なさ

想定外その三    自分の不注意なのだが、自作のタモを踏み潰した(泣)

想定外その四    時期尚早と思われた大物のヒット

 

順を追って、綴っていきましょうか。

佐久の方は朝早くには雨が上がっていると思ったのですが、予想が外れ冷たい雨でした。

ですが、10分ほどで幸先良く1匹目が釣れてくれました。

アマゴ 23センチ

今週火曜日には、渋いながらも思った所では必ずアタリがきたのですが・・・。

2匹目が釣れたのは、その1時間後。

その頃には寒さでブルブルと体が震え、指先が痺れて痛くなるほどでした。

「う~ん、せっかく暖かな日が続くようになったのに、前日からの雨でまた水温が下がっちゃったなぁ」

アタリ方も、激渋といった感じです。

その場で何とか3匹のアマゴを釣り、寒さに耐えられずに車に戻って休憩。

全く同寸と言っていいほどのアマゴ

 

暫しの間、ヒーターを入れ休憩します。

そして、ポイント移動。

同じ場所を流しても、どうも釣れそうもありません。

2か所目

今日の寒さから、まさかなぁ?と思いつつも流したガンガン瀬の流芯から。

 「ほ~ら来た、尺っ!!」 「見てよ、この竿の曲がり」(ちょっと、S社のIインストラクター風に)

今時期の千曲で想定外の尺物に、本当はそんな事呟く余裕は全く無くて、今だから言える冗談なんですけどね(苦笑)

本当はH山さん風に、無言で「んっ」と唸る方が好きだし。

流れの芯を外すのに、あたふたあたふたしてしまって、へっぴり腰で必死だったと思います。

すっげえ幅広、しかもパーマークが殆ど消えた銀化に近いアマゴ。

見る角度によって、綺麗な朱点だけが浮かび上がってきます。

いやいや、5月にも入っていない千曲で、こんな幅広の尺アマゴ、しかも銀化なんて、全くの想定外でした。

これこそ、嬉しい誤算というものです。

「さて、歩いて移動してもポイントが無さそうだし車で移動するかっ」

そして車に戻り、出発~。

バックした時に、バキンと妙な音が。

「えっ何?あれ~っ、タモが乗っかってなかった」

ベルトを外した時に、尻手ロープが抜けて落としていたのに全く気付いていませんでした。

見事に車で踏み潰してしまい、枠の部分が真っ二つに!!

「ちょっと補修不可能かな?」

脳脊髄液減少症という病?になってからは、思考能力が著しく低下してしまって、こんな事がしょっちゅうあります。

ほんの数十秒前の事さえ忘れてしまうことも間々あり、情けないやら腹が立つやらで・・・。

泣きたくなってしまいましたが、気を取り直して、そそくさと次のポイントに向かいます。

そして、更なる想定外の大ヤマメ(かアマゴ)との遭遇が待っていました。

「ここで今日は最後」

そう決めて入ったポイントでしたが、100mほど歩いて探ってみても全くアタリません。

自信を持って臨んだポイントだっただけに、これも全くの想定外でした。

「もう帰ろう」

「だけど、最後にあの流れをもう一度」

車に戻りながら、一度流したポイントを再び攻めます。

ドラマが待っていました。

ゴゴッと力強いアタリが来ました。

「よしっ、筋書き通りじゃん!!」

頭の中で、そんな言葉を呟き、闘いが始まりました。

合せた刹那、そのデカイ姿が一瞬浮かび上がりましたが、それも束の間。

一気に反転、流れに乗り凄い力で下に向かって潜りました。

上竿で竿を寝かせ必死に耐えますが、数十秒?(やたらと長く感じたが)経過しても一向にそのパワーが衰えません。

業を煮やして竿を絞りに掛ります。

「糸は0.5だから大丈夫っ」

そう自分に言い聞かせ・・・。

それでもまだ上流に上る気配を見せず、今度はゴゴッゴゴッと頭を振り始めた。

「ウワッヤベェ!!」

嫌な感触だなぁと感じながらも徐々に寄せに入った時、再びゴゴッと激しく頭を振りました。

無情にも、フワリと糸が舞い上がってしまいました。

「あの感触、多分、歯に当たってるんだろうな」

予想通り?、針のチモトから切られていました。

パーマ状にはなっていなかったので、歯に当たって切れたのは間違い無いでしょう。

頭を振り始めるまでは絶対に獲れると思っていただけに,悔しさが込み上げてきますが完敗。

この結末も、初めからの筋書き通りだったのかも知れません。

潔く?その場で竿を納めました。(内心、何時間も経った今でも悔しくて悔しくてしょうがないのですが)

それにしても、こんなサイズが喰ってくるなんて。

5月も半ば過ぎならば想定もするのですが、ホント、想定外続きの日でした。

嬉しいやら悔しいやらで、ちょっと複雑です・・・。

 

竿    フィールドマスター旬速本流72H

道糸   0.5号

ハリス  0.5号

ガン玉  2号~3B

針    やまめ半スレ一番ヒネリ 6.5号

餌    黒川虫

 

釣果  アマゴ 23センチ3匹  と、 ちょうど尺のアマゴが1匹でした。

   

いよいよか、やっとかな?千曲の大物が動き始めた様です・・・。

連休中は行けませんが、暖かな良い日が続きそうですね。

 

 



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