Someday-Somewhere!

海、川、山。自然の中で遊ばせてもらいながら、
その中で感じたことを素直に、写真と文章を通して表現していきます。

土砂降りの結末

2015-09-22 01:44:02 | トラウト(渓流)
強豪南アフリカに歴史的勝利を挙げた
ラグビー日本代表で大活躍のFB五郎丸選手。
キック前の一連の所作が話題になってます。

精神統一のためのルーティンを、
一流選手なら誰しも行っていますよね。

一方、ルーティンを作ろうとしても、
すぐに忘れて全く続かないおうじろうです。






さてさて。。。





8月31日。



何の日でしょう?




そう、
広島県や島根県での渓流シーズン、
ラストの日。

9月からは半年の禁漁期間。



そんなことはお構いなく、
ザーザーと降る雨の中、
幾度となく通った道を北へ走る。




準備をしている間も、
雨は弱まることを知らず、
容赦なく叩きつけてくる。
ひとりなら、来てないかもしれない。



みっちッチさんと、苦笑いしながら、
溪へと足を向ける。



増水して濁り気味だが、
釣りには十分なる程度。

しばし、沈黙の中、歩を進め、
1匹の魚との出逢いに安堵する。




上の写真、ワタシとしたことか、
ピントが合ってなく、ブレてしまっている。
雨の中、暗くてシャッタースピードが遅くなるのと、
早く撮影を終わらせたいという気持ちで失敗したのだ。



婚姻色がうっすらと浮かんできているアマゴ。
これもピントが甘いねぇ。




そして、丸々と太ったナイスなヤマメの写真は最悪の出来。



出した瞬間に濡れていくカメラが気になって仕方がなく、
撮影にまったく集中できていない。

雨に濡れるのが気になるのならば、出さなければいいのだけど、
もう二度と、同じ瞬間は現れないわけで、
そう考えると、最悪の結果を承知の上でもカメラを出さざるを得ない。





今まで、何度も訪れた源流域のこの沢、
釣った魚のほとんどがゴギだったのだが、
この日は、8割ほどがヤマメ。
増水しすぎて、遊泳能力に勝るヤマメが優位な状況なのだろう。







カメラはどんどん調子悪くなり、
いつも使っている絞り優先モードで撮影ができなくなった。
勝手に+3まで露出補正がかかり、すべて白く飛んだ写真になる。



魚が釣れても、撮影できず、
撮りたい構図が浮かんでも、何もできず。





それでも、諦めずにいろいろ試してみると、
インテリジェントオートというモードに合わせれば、
写真が撮れることに気が付いた。
ただ、完全にカメラ任せになるため、
こちらが思うような露出にならないし、
思った場所にピントをなかなか合わせてくれないのだけど。




普段の水位なら、
流れがなくポイントとして機能しないと思われる深みに
ショートキャストでヘビーシンキングを投入。

派手な動きに誘われて大きな影が現れた。
良いサイズのゴギだ。


3度目のトライでフックに触らせてしまった。


4度目も反応はしたが、
距離が開いた。


ルアーを交換。


そして、5度目で、
がっちり掛けた。
濁った水でも、バイトシーンが丸見えで心が震える。




ちょうど、雨が小降りになって、
じっくり撮影できたので、ピントは眼にぴったり合っている。



尺いったと思ったんだけどなぁ。






小降りになったと言えど、辺りは暗いので、
カメラの判断で露出オーバー気味。
すべて任せざるを得ないのが辛い。




みっちッチさんにカメラを渡してポーズを取る。







そして、写真を撮ってもらったあとすぐ、
カメラはとうとう動かなくなってしまったのだった。





釣行の最後は、再び強く降り出した雨の中、
岩陰でのラーメンで締め(笑)

(Photo by みっちッチさん)




この写真で傘を差しているでしょ?
透明の折りたたみビニール傘。

これね、写真撮影用に持って来たのだけど、
ザックの中に入れてたから、面倒くさくって出さなかったの。
いったい何のために持って来たんだろうねぇ、まったく。




帰りの沢は、ますます水位が上がり、
さらに濁って、もう釣りをするには難しいレベル。
昼までの釣行でちょうどよかった。



みっちッチさん、
雨の中、お疲れ様でした。
天気は酷かったけど、魚が釣れて楽しかったですね。
また、来シーズン、よろしくお願いしまっす♪






中古で同じカメラを買うのに約2万円。
今度こそは壊さないように、お叱りのひとポチをくださいw
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