Someday-Somewhere!

海、川、山。自然の中で遊ばせてもらいながら、
その中で感じたことを素直に、写真と文章を通して表現していきます。

離れられないんだ!

2012-02-02 01:42:12 | ライトゲーム(メバル・アジなど)
嗚呼、なんでこんな日に来たんだろう…

頭をすっぽりと覆うフードが絶えずバサバサ音を立てている。
海面には三角形の波が立ち、パチャパチャと足元の波止を洗う。
周りの波止にも桟橋にも釣り人の姿は見えない。
根掛かりで切れたラインが強い風にひらひらと頭の上で舞い、
なかなか手で掴むことができない。
たまに対岸を走る車のヘッドライトの灯りがとても優しく、
温かく感じ、自分も車へと戻りたくなる。


前回の日記で書いた、Molixのサターワームで今度こそ
メバルを釣らなきゃと、しかも、激流のボトムに潜むでかいヤツを
キャッチしての一発逆転を目論んでやって来たのだ。
あのパオロさんの笑顔に応えなきゃね…(^∧^)


到着した時は、無風のべったべた。
逆に気持ち悪いというか、不安を感じていたのだが、
嫌な予感とは本当に当たるもので…
数投もしないうちに前触れもなくいきなり爆風に。
まるで誰かが爆風スイッチを押したかのように(TдT)




激流&爆風で何をやってるのかわからない状況でも、
勝手に釣れてくれる心優しいヤツ…好き♪
ワームはGLADのBumple、Fat Type。



風は波止とほぼ同じ向きのフォローなので、
まだ釣りにならないことはないのだが、
どの方向にキャストしてもリグが沈んでいく場所が同じになってしまう。
しかも、波止から離れると風で流され、沖を走る太い流れに乗っかってしまう。
勝負になるのは敷石のちょっと沖までというまさに強制的ピンポイントの釣り。


こんな辛いばっかりの状況で、何時間も粘れるのは、
ここは短いチャンスでビッグサイズが出るから。
もうそれだけを信じて耐えてるのだ。
耐えて耐えてキャッチした1匹の魚が大きなシアワセを感じさせて
くれるのを知ってしまってるからこそ、この場から離れられないのだ。

暴力を振るわれても、毎日泣かされても、
それでも反面の優しさを知ってるからこそ、
そんな男から離れられない女性の気持ちが解るような気がする(笑)




すぐ足元にリグを落とし、風を避けながら、
沖に払い出す流れにそっと乗せる。
それでも表層で波にラインを取られ、着底なんてわからない。
いつの間にか根掛かってる。

しかし、その根掛かりがチャンスの到来を教えてくれた。
今までとは違う、今までより沖の狙いたい場所で
根掛かるようになってきた。
そこで、キャロのシンカーを1.2号から1号へチェンジし、
満を持してサターワームの登場!!


風の影響を避けて低く構えたロッドのティップと、ロッド握る手、
ゆらゆら揺れるラインの動きに全神経を集中させてそのときを待つ。




そして、とうとう、小さいながらも強く明確な
魚からのシグナルを捉えた!




美しいベンディングカーブを描くPEスペシャル!





ドサッという重量感のある音!!






全ての忍耐が報われた瞬間…



サターワームをがっちり咥えたメバルは27cm。
(写真は撮影のためワームを引っ張り出して引っ掛けただけ。)





もうこの1匹で十分に満足(#^-^#)


ロッド:BREADEN Glamour Rock Fish TR85 PE special
リール:SHIMANO Sephia 3000SDH
ライン:YGK G-soul X3 0.4号(6lb)
リーダー:DAIWA 月下美人 Light SW Game Special 4lb
ワーム:Molix SATOR WORM 2.5"(オレンジレモン)




肩の荷を下ろして足取り軽く家路につく。
帰りに目にした風速表示板では14m/sだった!


今回ばかりは自分を褒めてあげたい♪
本当に、最後まで信じたポイントを離れないで良かった(#^-^#)







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