Someday-Somewhere!

海、川、山。自然の中で遊ばせてもらいながら、
その中で感じたことを素直に、写真と文章を通して表現していきます。

ハードル

2008-07-16 07:35:02 | トラウト(渓流)
中学卒業まで住んでた家は木造。
なんと、五右衛門風呂にぼっとん便所!
最近、マンション生活に飽きてきて、そんな家が懐かしい。
ボロくてもいいから、庭のある家に住みたいおうじろうです。


さて、先日。。。

トラウトハンターSちゃんと会ってると、やっぱり、
話題は「渓流」に。
そこで、勧められたあるポイント。
かなりテクニカルだけれど、キレイな魚が釣れるとのこと♪

「テクニカル」ってとこが気になるんだけど・・・
自分の腕では太刀打ちできないかもしれないけど・・・
一度、話に乗ったからには引くわけにはいかない!


今回のメイン・ルアーはフローティング。


さっそく、谷に下りる。
最初は川幅が狭いだけで、たいして難しくは無い。

が!

ちょっと歩くと・・・

なんじゃ、コレは!!
両岸から水面に被さるブッシュと木の枝。
何重にも張り巡らされた蜘蛛の巣。


想像以上の難度に少し怯む。
うまくサミングできず、ポイントにルアーを落とせない。
ラインを蜘蛛の巣に取られ、ルアーが水面を滑る。
チェイスがあるのは1投目のみ。
それも、完璧にポイントに落とせたときのみ。
そもそも、完璧にポイントにルアーを落とせる確率が非常に低い(>_<)
Sちゃん、これはあまりにもハードル上げすぎでは・・・(笑)




そーっと、そーっと、腰を低くしてポイントに近づき、
シェードの下の反転流にルアーを通し・・・
苦労してゲットした小さなアマゴ♪


小さくてもワタシにとっては価値のある1匹。



蜘蛛の巣がラインに絡みつき、少し歩いてはラインを結び換える。
ルアーを引っ掛けた場合、そーっとラインを切り、ルアーを付け替えて
キャスト、最後に引っ掛けたルアーを取りに行く。
そんな作業が続き、心が折れそうになったワタシを癒してくれた小さな命。


バックハンドとフリッピングの技術のないワタシには
まだまだ攻略困難だが、逆にそれらの技術が身につけば、
これほど面白い釣りもないかもしれない。



大半のポイントをキャストの段階で潰しながらも叩き上がって行くと、
林道に上がりやすい場所に出た。
そこで、キャストの練習をしながら、川を変えるかどうか考える。

すると・・・

バケツをひっくり返したかのような雨が!
あっという間にビショビショ。
見る見るうちに水量が増えていくので、いったん車に避難。

気持ちの良いくらいの降り方。


結局、1時間半以上降り続き、川の水がコーヒー牛乳のように
なっていたので、志半ばでゲームセット。

怖いもの知らずに果敢に挑戦してみたものの、
心が打ちひしがれた釣行になってしまった。
だけれど、いつかは越えなければならないハードル。
まぁ、今回は良い経験をしたということで・・・


あ~、やっぱり、キャスト練習ができるような
庭付きの家に住みたいっ!