数日前の雨で庭の花木たちも街路樹も、たっぷりの水を得たからでしょうか、生き生きと緑の葉を輝かせ、お日さまに向かって背伸びをしています。
私も、両手を高く上げて背伸びをしました。
目の具合は、まだまだというところですが、気分の方は「上の下」と言うところでしょうか。
ちょっとだけ、パソコンを開きました。
高田敏子さんの詩を思い起こします。
『雨上がり』
高田敏子
雨が上がったので
傘をつぼめた
つぼめた傘を下げてゆく
道に匂う 沈丁花
――よい雨でしたこと――
水たまりに写る
樹の影から聞こえる声
樹々たちは
みんなそうして
湯上りの様に艶めいて
水かがみ
水かがみ
(『高田敏子詩集Ⅱ』花神社刊 より)
ベランダに出て、耳を澄ませました。
と、小学校の運動会の練習らしい音が風に乗って流れてきたのです。
今年1年生になったひ孫のUちゃんの声も混じっているかも、と耳を澄ませました。
西の山並みにも『山笑う」季節がやって来ているのでしょう。
「山の笑い」が聴こえたような。
私も、両手を高く上げて背伸びをしました。
目の具合は、まだまだというところですが、気分の方は「上の下」と言うところでしょうか。
ちょっとだけ、パソコンを開きました。
高田敏子さんの詩を思い起こします。
『雨上がり』
高田敏子
雨が上がったので
傘をつぼめた
つぼめた傘を下げてゆく
道に匂う 沈丁花
――よい雨でしたこと――
水たまりに写る
樹の影から聞こえる声
樹々たちは
みんなそうして
湯上りの様に艶めいて
水かがみ
水かがみ
(『高田敏子詩集Ⅱ』花神社刊 より)
ベランダに出て、耳を澄ませました。
と、小学校の運動会の練習らしい音が風に乗って流れてきたのです。
今年1年生になったひ孫のUちゃんの声も混じっているかも、と耳を澄ませました。
西の山並みにも『山笑う」季節がやって来ているのでしょう。
「山の笑い」が聴こえたような。