多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

●日本のクリスマスはキリスト教行事か? 元林徹の多摩川から一言

2010-12-17 | Weblog
というテーマですが、こたえは簡単です。そこらへんの一般日本人がクリスマスパーティーと称して騒ぐのは日本的な宗教風俗で、クリスチャンがやるならそれはキリスト教行事です

日本人の宗教行事は、七五三や結婚式は神前ですが、リスト教結婚式も若い女性とかはお好きなようです。除夜の鐘をお寺でついて、その足で神社かお寺に初詣して、中共の横暴や民主党政権の腰ぬけに腹が立ったら国家神道の靖国神社に参拝します。そういう人でも死んでしまえば仏様、となりかなり忙しい

こういうアバウトな日本人の宗教感覚、モノ分かりの速い人は、ハハー、多神教なんだな、と思うかもしれませんが、そうでなくギリシャ神話や仏教の諸仏みたいに一つの宗教のなかで神々が複数いて体系が完結しているのでなく、宗教のクラウドみたいなものと考えたほうがいいのでは

異なる宗教も何の脈絡もなく一緒くたにしてこれからも変化して不思議のない、かなりハイパーな多神教なのです

それでも本地垂迹説みたいに、本質と現象みたいな理屈で体系化しようと一応の努力はした時代もありましたが、今はそれすらやらないのだからやはり相当アバウトな多神教です

では私はどうかと言いますと、やたらと鼻につく日本のクリスチャンは嫌いですが、クリスマスと称して人が楽しむのは別に全然構わないというところです

ご意見・お問い合わせは→ golijaf@mail.goo.ne.jp

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