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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『路上のソリスト』

2010-01-20 | キネマ
LA.タイムズのコラムニストが公園でチェロを弾くホームレスの男と知り合い、彼についてコラムを書くうちに・・・
という人気コラムと著作を元にした映画。

音楽には突出した才能があるものの精神的に不安定な男をジェイミー・フォックスが好演。
コラムニスト(ロバート・ダウニーJr.)は音楽家を救おうと奔走するうちに自分自身が救われていく、といういい話です。

いい話なんですが、そして、日々の生活が荒んでいるコラムニスト自身が変わっていくという話でもあるのですが、このコラムニストが短気過ぎるのが、観ているこっちもイライラするぐらいです。
才能はあるが、社会に適応できない音楽家を「救おう」というのが、自分なりの救い方を押し付けているあたりが、「石油資源はあるが民主化されていない国を救おう」というアメリカ合衆国のふるまいを髣髴とさせます。

上手くいかなかったからといって、あとで反省て自分だけ気持ちよくなっても困るんですけどね。

良くも悪くもアメリカ的というか、そんな感じの美談です。



コメント
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