一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

Japan is standing still, DPJ runs for the hills.

2010-01-29 | よしなしごと

引き続きオバマ大統領の一般教書演説 
国際競争力について語ったくだり。

You see, Washington has been telling us to wait for decades, even as the problems have grown worse. Meanwhile, China is not waiting to revamp its economy. Germany is not waiting. India is not waiting. These nations -- they're not standing still. These nations aren't playing for second place. They're putting more emphasis on math and science. They're rebuilding their infrastructure. They're making serious investments in clean energy because they want those jobs. Well, I do not accept second place for the United States of America. (Applause.)

Japanは出てきません。
もはや脅威ではない以上に、"waiting""standing still"な国というイメージがあるのでしょうか。(*1)


つぎに両党議員に語りかけているくだり

To Democrats, I would remind you that we still have the largest majority in decades, and the people expect us to solve problems, not run for the hills(*2). (Applause.)

民主党議員に言いたい。我々は近来稀に見る多数を占めているが、それは課題を解決することを期待しされているのであって、高見の見物を決め込んでいる場合ではない。

このあとに、共和党議員にも協力を呼びかけているのですが、前段は日本の民主党にも言えそうです。
「小沢さんに当選させてもらったので頭が上がらない」といわんばかりの議員の立ち居振る舞いが目に付きますが、(野党暮らしが長かったとはいえ)議員になることが最終目的ではないはずだ(と思いたい)し、そこで早速「小沢」「反小沢」とか内輪もめをやってる場合じゃないというのを、これを読んで反省してほしいです。

「会長(=前の社長)に後継社長に指名してもらったので頭が上がらない」というのは日本のコーポレートガバナンスの問題点でもありますが、同じことをやっている人々が公開会社法案を検討しているというのも妙な話ではあります。


(*1)溜池通信にこんなジョークがありました

日本には謎の鳥がいる。その正体はよく分からない。
中国から見れば、その鳥は「カモ」に見える。
アメリカから見れば、その鳥は「チキン」に見える。
ヨーロッパから見れば、その鳥は「アホウドリ」に見える。
日本国内では、その鳥は「サギ」だと思われている。
でも鳥自身は、自分のことを「ハト」だと言い張っている。
誰かが、あの鳥は「ガン」かもしれないと言った。
でも私は「ガン」ではなく、金色に着飾った「カナリヤ」だと思っている。
・・・暗いトンネルの中、カナリヤの後をついて行く者たちの命運や如何に!!

 (*2)"run for the hills"というのは こちらによると二つの意味があるようですが、この場合は②ですね。

① When someone really wants to get away from a situation or relationship as fast as they can, they "run for the hills", assuming higher ground is safer. Usually it is when you are scared of something or scared of commitment.

② A term used to describe the stereotype of rich people (typically white folks) who run make to their safe communities after doing obligations in less desirable (black dominated, urban) communities based on the cliche of the rich people having the nice homes on the hills while all the poor people are down below.

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Pretending To Be Stupid

2010-01-29 | よしなしごと

オバマ大統領の一般教書演説に対するポール・クルーグマンのNYTのコラムPretending To Be Stupid

This is exactly — exactly — what John Boehner(注:共和党の下院院内総務) said last year:

But it’s a spectacular demonstration of Obama’s failure to change the narrative. Not only is he accepting the general Republican world view, he’s parroting their dumb attacks on his own policies.

日本の民主党の経済政策も似たような状況ですね。
違いは直截的な批判に変えて、皮肉でも"they apparently feel the need to pretend to be stupid"と支持者からは未だに言ってもらえるかどうかでしょうか。

それとも、日本の経済学者やエコノミスト(相変わらずこの違いがよくわからない)は文章に雅量を求めないから?

それとも、そもそも民主党に論評すべき明確な政策方針がないから?

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幸子の系譜

2010-01-29 | 動画・画像
もう新年も一ヶ月が過ぎようとしていますが紅白歌合戦ネタ。

紅白といえば小林幸子ですが、過去の衣装をまとめた動画です。


メガ幸子 -幸子の系譜-



初めの頃は「豪華な衣装」という感じが、光る・浮き上がるなどの仕掛けを導入し、衣装というよりはセットに近づき、さらにセットの部分が巨大化していく様子が分かります。
今や舞台衣装でなく舞台装置を持込むような感じになっています。


個人的には52回の「マルチ幸子」も独創性という意味ではすごいと思う。

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