チラシの裏

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獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ

2011年05月19日 00時00分44秒 | ゲーム:アニメ:スパロボ関連
全く期待しないで見たので、クソアニメとは思わなかったが

なんとも微妙な作品である。

とりあえず、カネを払ってまで見る価値はないと言える。


俺は比較厨なので、同じ大張監督作品である「超重神グラヴィオン」と比較させてもらう。

「グラヴィオン」は、分割2クールの形式をとっており、

続編の「超重神グラヴィオンツヴァイ」は、「グラヴィオン」放送終了から約1年後の放送となっていた。

「グラヴィオン」の評価は、「グラヴィオン」と「ツヴァイ」の2作品を合わせた評価が妥当なものだ。

しかし、「ダンクーガノヴァ」は1クールで終わってしまった。

「グラヴィオン」は打ち切りみたいに終わったので、「ツヴァイ」でのフォローがあって完成したわけだが

「ダンクーガノヴァ」は、謎を残したままではあるが敵との決着が付いてしまった以上、後付設定をしない限りお話が続くことはない。

つまり全12話という短さで無理矢理終わらせた感が強いのだ。

まだ打ち切りENDのほうがマシというレベルの。

打ち切りならば、「ツヴァイ」のような2クール目を期待出来るからな。

俺が愛して止まない「THEビッグオー」も、打ち切り→海外人気で再評価→続編制作という奇跡的な完結だった。

原作付きじゃないオリジナルアニメは、しっかり2クール以上やるべきだと改めて思わせてくれる。


次に、設定の物足りなさ。

これも1クールで無理矢理終わらせたのが原因だと思うが、

ダンクーガノヴァがゴッドビーストに覚醒したあとの盛り上がりの無さがひどい。

必殺技を撃つ暇も無くすぐにマックス・ゴッドな合体が行われて、ゴッドビーストが空気に。

いや、空気どころではなく金色ボディの面影が全く無い。

無かったことにされたと思ってしまうくらいひどい。


思わせぶりなF.S.の正体も分からず終い。

この辺りはスパロボで補完してくれそうな気がするがw

せっかくドラゴンズハイブの真の姿とか出て来たのだから、F.S.にもっと活躍の場を与えても良かったのでは。

サンドマンおじさまの姿も確認出来たくらいだし、裏設定で終わらせずにちゃんと2クールで描き切ってほしかった。


最終話の作画はなかなか良かったが、やはりイマイチ盛り上がらない。

オリジナルダンクーガのデザインは初代ダンクーガを匂わせる感じのほうが良かった。

ドラゴンズハイブとの合体攻撃は攻撃と言うよりもだたの移動技だったのが残念。

アルティメットグラヴィオンの超重炎皇斬並の必殺技を期待していたのに。

そしてラスボスのムーンWILLには葵さんが生身でブン殴って終わりという。

それはそれで熱いからいいのだが、もっと会話を盛り上げてくれよ、と。

葵さんにも葛藤とかあったじゃないか。

全ては尺が短いという敗因・・・。

色々と残念なアニメだった。


悪い点ばかり書いたが、もちろん良かった点もあるぞ。

尺が短い割には各キャラクターに好感が持てた。

普通は、時間を割いてキャラクターの掘り下げを行ったほうが味が出るものだが

本作はキャラがしっかりしていてブレないし、印象にきちんと残ってくれるほど濃い。

12話しかないのが勿体無いくらいだ。


最後に、最も重要なことだが、大張作画のメカはカッコイイ。

最終話以外はあまり動かなかったがw

メカがカッコイイだけでも見て良かったと思えた。

カネを払うほどではないが^^;

しかし、DVDでは未放送カットが収録されていたり(比較していないから分からない)

第5話の葵さんとくららさんのバスタオルが無くなっていたり(こっちは比較したw)と、お買い得仕様になっている。

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