Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

テレビ寺子屋20101128

2010年11月28日 | テレビ番組

今週は 竹下和男さんが講師でのお話でした。小学校、中学校の3つの学校の校長先生を勤め、「弁当の日」を提案し、現在では39都道府県、630校が「弁当の日」を実施しているという。「弁当の日」とはどんなものかというと、子供が自分で台所に立ち、ご飯を炊くことから全て自分でやり、弁当をつくって学校に持っていって昼に食べるという日なのである。ここで起こるいろいろなエピソードの話である。

 

最初のお話は、小学1年生の男の子のお話。男の子が目玉焼きに挑戦して、目玉焼きを5つつくりました。そのうちキレイに完成したのは1つだけ。後の4つは黄身がつぶれたり、白身が焦げたりとまともに出来ませんでしたが、1つだけ真丸い白身の中の中心にキレイに丸い黄身がのったのができた。家族はおじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さんと男の子の5人。一人1つずつになるのであるが、キレイに完成した目玉焼きは誰のお皿に盛り付けたでしょう?

 

○○○○○

 

正解は男の子のお皿。なぜ、男の子は自分のお皿に盛ったのでしょうか。大人たちは見栄えは悪くても子供がつくった目玉焼きを「おいしい、おいしい」といって褒めながら、食べていたのです。しかし、男の子は目玉焼きを食べなかったそうです。男の子は、キレイにできた目玉焼きを横から見たり、持ち上げてみたりと・・・食べません。ただ1つキレイにできた目玉焼きを永久保存にしたくて(記念にとっておきたくて)誰にも渡さず、自分なら食べずにおいておけるので自分のお皿においたのです。これは自分もやったらできるという、達成感と大人と同じことができたという手応えとを子供が感じたのです。

 

他のエピソードもありましたが、感動がうまく表現できないのでココでは書きません。話の中ででてきたのは「子供が健やかに育つ3つの大切な時間」というのがあるということ。くらし・あそび・まなび、という3つ。重要度はピナミッド状になっており、くらしが底辺で中があそび、三角の先の部分がまなび。子供はくらしという基盤があり、あそびという社会性(コミュニケーション)を育む時間があり、それらが基礎となり、まなぶという時間があるということ。まなぶというのは勝ち負けがあり、ストレスがたまるのであるが、そのストレスをくらしあそびの時間が吸収しているのでバランスがとれる。くらしの時間というのは「子供が台所にたつ」ことによって、一緒に料理をつくることによって充実した時間を過ごせる。親子がお互いを理解できる時間がもてる。食べることの大切さとつくることの面白さを経験できるのではないだろうか。。。

 

今日は徹夜になってしまった。取り合えず、今から寝ます。。。。。


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