旅の目的に、“有名”珈琲店によろうと、古い雑誌のスクラップを探すことさえあります。それはそれで楽しいのですが、街を歩いていて、立ち寄った初めてのカフェが、気持ちをなごませてくれる所であったら、余計に旅の気持ちをいいものにします。
先日(8月8日)に立ち寄った清里の“花みずき”は、正確には、ふらりと立ち寄ったのではありません。こんどの信州への旅の目的がふたつあって、そのひとつが、“花みずき”に行くことだったのです。
<一度いらっしゃい>と言われてはいたのですが、まったく知らないところです。探しながら訪ねることは悪くはないのです。まったく迷うことはありませんが。
私の住む春日部あたりに、昨年あたりから2,3度お出でになっている<プルメリア>さんが、ひとりできりもりしているお店です。
国道沿いといっても、ここは清里高原です。林から風、すぐそばの渓流からの涼しさが、開け放たれた広いガラスの引き戸から吹きこみます。
“花みずき”は、お漬物屋さんです。
つぎつぎとお客さんが訪ねてきます。<冷たいお茶飲んでいきますか>とプルメリアさん。皆さんテーブルに腰掛けて、お漬物をつまみながら、しばらくお茶を楽しんでいきます。
ご近所、つまり別荘にお住まいの方(らしい)とのやさしい談笑の場のようでもありました。
“まるでお漬物カフェ”といったところです。林の中の優しいカフェです。誰もが、どこか懐かしさを覚えてしまう、長居のできるカフェのようです。
今は、食事の提供やコーヒー提供の営業はしていません、と。
もっと北、長野県の相木村のご自宅で作られるお漬物、おやき、ジャムなどの相木商会の売店<アンテナ・ショップ?>です。
お漬物を選ぶときに食べてみる、買ったおやきを食べていけるお店です。そうして皆さんが、お漬物を買っていくのです。
*お漬物は生鮮食品ですから、冷蔵庫に、右上に美味しそうなベーコン。
“ここでコーヒーを出したらいいのに”と話したら、コーヒーを挽き、淹れてくれました、むろん<フェアトレード・東チモール>の美味しいコーヒーでした。コーヒーの豆も粉も販売用においてあります。地球と世界の人の平穏を思うプルメリアさんです。
*日本に帰ってきたら、清里でネパール・カレーのお店を・・・・と会話も。
<友人のコットン衣料店のチラシ(カード)を置かせて下さい>と女性が訪ねてきて、しばらくおしゃべりしていました。ネパールで日本料理の店をもってやっていて、今里帰り中とのことです。
入り口の机の上には、そんな情報のチラシやカードがたくさん載っていました。
そういった人たちが自然と集まるようでもありました。
プルメリアさんは、“地球のステージ”の応援者です。私が春日部あたりでで合ったのも、“地球のステージ”の縁です。何枚かのポスターが貼ってありました。
【おまけ】
* お漬物カフェ“花みずき”は、小海線清里駅から国道141号(清里ライン)を北に、歩いても15分ぐらい、右手にあります。夏の間は、無休です。
* “花みずき”のお漬物、おやき、ジャムは、自宅の相木商会から、ネットで買うことができます。<ここです>
*歩いてきた私は、ネパールから里帰りの女性に清里駅に送ってもらい、ふたつ目の目的地、飯田市に向かいました。ここからは、各駅停車の列車の旅です。
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