*猛暑が終わったら急に元気になった“ウチのひょうたん”、ここに載せる写真がないので、わが家のひょうたんです。
今日も“よく頑張ったね”話題です。ひろこさんは、お勤めをしながら、私のウチでお茶道を楽しんでいた人です。
さらに深く習いたい気持ちを持って京都に住まいを移し、そして、茶道を一緒にやっていける人と知り合いました。そして、突然、ふたりで農業を始めるために大分県豊後高田にウチと畑を持ったのです。3,4年前のことだったでしょう。
ウチにお野菜を送ってくれることもあったのですが、“ちゃんとやれているのだろうか”と娘のように心配していました。
“便りのないのはいい便り”状態から、突然、嬉しいメールが届きました。今日は、その9月27日に受信したメールをほぼ100%、掲載します。
<こんにちは。大分で農業を頑張っている(?)**です>
とてもとてもご無沙汰しています。お元気でしょうか?こちらはどうにか元気に生きています。
これが終わったら報告を兼ねて連絡しようと思っていると次から次へと新しいことがありあれよあれよと時だけが過ぎてしまいました。書きたいことが山のように溜まってしまったので、メールで失礼させていただきます。
【農 業】
とてもつらい日々が続いています。今年の異常気象もそうですが昨年の9月に人参の大失敗があり、収入が全くない時期もありました。それまでは、以前にお話した「EM菌」だけを使った農法でしたがこれではダメだと気づき、今は、土壌診断を行い、何が畑に足りないのかを考え、ミネラル質を中心とした有機肥料を適切に与える農法に切り替え少しは良いものが出来るようになりました。(直売所でのリピーターが増えました!)
今でもたぶん生活保護でもらえる金額より少ない収入ですが、この農法で品目を絞りつつ、経営規模を増やせば少しは収入が増えていきそうです。
【茶道家が農業】
3月の話ですが、夕方のニュース「スーパーJチャンネル」の取材がありました。(九州・沖縄限定でしたが)
そのタイトルが「茶道家が農業へ挑戦」というものでした。茶道を目指していた若者が、農業へ転身した何故を取材されました。このとき、主人は久しぶりにお茶を点てたのですが、とても生き生きとした表情になったことにとても驚きました。たまには、お茶の時間も必要かも。
【農家民宿】
今年の5月から、農家民宿を始めました!グリーンツーリズムというもので、豊後高田市が農家の奥さんの副収入を増やすために始めた事業に乗っかりました。
今は、北九州市の中学生の「農業体験学習」が中心です。春に4校を受入れ、秋は明日から11月までの間に4校を受入予定です。色々な子供がいて、大変なことも多いですが、新しい発見もあり、とても楽しい経験をさせてもらっています。*アメリカの留学生。自ら「点前の間は正座を崩さない!」と頑張ってくれました。
7月には、APU(立命館アジア太平洋大学、別府市)のアメリカ短期留学生を1泊で受入し、夫婦で着物を着て我が家でお茶を点てました。
【…………】
ぜひ、皆さん我が家へ泊まりに来て下さい!と声を大にして言いたかったのですが現在、4ヶ月。来年の4月に家族が増える予定となりました。農業も農家民宿もこれから軌道に乗るというところでしたが、私も来年3*歳。なんと高齢出産となるそうで、この時期に神様が授けてくれたのも何か意味があるのだと思い、何事にも前向きに向き合っていこうと思っています。
溜まってしまった話の羅列になってしまいましたが、この様な生活をしてどうにか生きています(笑)
寒暖の差が厳しい日が続くようです。・・・・・・・・・お体に気をつけてください。
大分より ***ひろこ (野村晴耕園)
【おまけ】
*たぶん、この写真はひろこさんらの今。(ネットにありました、無断掲載です)
*この夏の猛暑、私らは、だら~っと過ごしていれば、それで良かったのですが、畑の作物には、そういきません。農家、はじめたばかりの農家には大きな打撃だったでしょう。まだまだ天の試練は続くでしょう。農業は、天然自然との共存です。ネットには、ひろこさんらの農園も紹介されています。ネット販売が始まることを楽しみに待っていましょう 。
【おまけ-2=10月7日】
*なぜ、ふたりが、縁もゆかりもないふたりが豊後高田を生活の拠点にしているのか、正確に聞いたことはありません。なんでもいいのです。ただ、そこに若者を迎え入れる風土・土壌のほかに、地域行政による仕組み・システムがあったのだろうと、思っています。何ごとにも先進的な大分県を実感しています。
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