*この美術展は2011年9月28日~12月12日
昨日(10月7日)午後に、東京・六本木で人に会う用事がありました。久しぶりのせっかくの東京だったので、早めにでかけて、国立新美術館で時間をつぶしたのです。
たいして観たい美術展があったわけではありません。ただアメリカ好き少年だった私は、<モダン・アート・アメリカン>というタイトルと、ポスターのエドワード・ホッパーの絵にぐらっときたのです。
一緒だった家人は、そのタイトルを見て<私はお茶飲んで待っている>と、去っていきました。
フランス印象派の展覧会のように、わが家でみる新聞に大きく宣伝されることはありません。主催のひとつに読売新聞社の名前がありました。シルバー割引なしの1500円。平日のお昼ですいていました。
*この美術展で配れていた子ども向きの解説パンフレット。この種の美術展に子ども向きのパンフレットがあるのは珍しい。大人のワタシが丁寧に読みました。
米国ワシントンDCにあるフィリップス・コレクションという名の美術館からの展示です。
小ぶりの絵が多かったのですが、なかなかの美術展でした。むろん、私の知っている画家は少なかったのですが、こうして新しい画家さんの名を覚えるのです。
タイトルの<モダン・アート、アメリカン>から予想していたものとは全く違っていましたが、<珠玉のフィリップス・コレクション>は、まぎれもない美術展でした。
*右;アーサー G.タヴの<赤い太陽>(1935年)、左;ワタシの好きな小野竹喬の<日本海>です。
エドワード・ホッパーの絵は、ポスターに使われている<日曜日>(1926年)と、すっかり画風が違っていた<都会に近づく>(1946)の2枚。
ジョージア・オーキフも好きなのですが、4枚ありました。ワタシの知ってるジョージア・オキーフとは全然違っています。それからグランマ・モーゼスが1枚(1944年)。好きでもなんでもないのですが、マーク・ロスコが小さい絵が一枚(1968年)。
美術展だから写真は撮れないし、豪華カタログも買わないし、いつものように絵葉書を少し買って終了です。
今、絵葉書買えばよかったと後悔しているのが、グランド・キャニオンを描いた抽象画、ヘレン・フランケンサーラーの<キャニオン>(1965年)。わけのわからない、どこがグランド・キャニオンなの?と思ったのですが。
*ジョージア・オキーフのこんな自然を描いた絵が好きでした。
*右;オキーフが描いた自然の官能とコメントが入っていますが、自然の官能ってなんでしょう。この絵ジョージア・オキーフの<葉の形(Patern of Leaves)>(1924年)から、作られたビスケットを売っていました。
いつものように、出口の売店を楽しみました。
ジョージア・オキーフの絵の題材をそっくりビスケットにして売っていたので、買ってしまいました。500円です。アホみたいな話ですが、美味しかったのが救いです。
すかさず、こんなビスケットを作って売り出す、アイデアというか商魂というか、面白く素晴らしい。
(品名;オキーフのビスコチート、製造者;TAKIBI BEKERRY、(有)ユニフレックス)
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